歳費
さい‐ひ【採否】
さい‐ひ【×柴扉】
さい‐ひ【歳費】
さい‐ひ【×犀皮】
歳費(さいひ)
国会議員になると、毎月の歳費や各種の手当を受け取ることができる。議員活動を円滑に行えるように一定の報酬額が保証されているが、高額だとして見直しを求める声もある。
憲法は、国会議員の歳費について、法律の定めるところにより、国庫から相当額の歳費を受けることを規定している。これを受けて、歳費法(国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律)を制定し、具体的な定めをしている。
普通の国会議員の場合、歳費は月額で137万5000円と決められている。これに年3回ほど支給される期末手当が加わり、年収にすると2367万7499円に上る。このほか、文書通信交通滞在費として、毎月100万円を支給している。
公務による出張の場合、旅費などは全額支給される。また、在職25年以上の「永年勤続議員」に支給される特別交通費(月額30万円)や肖像画代(100万円)は、廃止する方向で調整を進めている。
衆議院と参議院の議長は、三権のひとつの長を担うことから、首相の月額報酬に相当する。また、副議長は閣僚の月額報酬に相当する額、普通の国会議員は、一般職の国家公務員の最高報酬額(事務次官の報酬)を下回らないことが約束されている。
したがって、国会議員の歳費を削減する場合、歳費法と国会法における規定との兼ね合いが問題となる。国家公務員のの報酬引き下げと合わせて、法改正を目指すことになりそうだ。
(2001.12.11更新)
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