けいじょう‐りえき〔ケイジヤウ‐〕【経常利益】
経常利益(けいじょうりえき)
期ごとの損益計算書で示される。企業の経営力を見るための、もっとも基本的な指標になる。会社の本来のもうけである営業利益に対し、営業外利益と営業外費用をあわせて算出する。
経常利益は、企業内部では、経営の通信簿としての意味を持つ。また企業外部では、今後の企業の動向を判断するための、重要な投資材料になる。前年度比で経常利益を比べたり、あるいはライバル会社との利益比較をすることができる。
企業活動では、まず売上高があらわれる。売上高は、企業活動から得られた全体的な稼ぎである。ここから売上原価、販売費、一般管理費を差し引いて営業利益を算出す。営業利益は、企業本来の営業活動から得られた利益である。
つぎに、営業利益から営業外費用を引き、営業外利益を足して経常利益を算出す。営業外というのは、株券や預金で得られる収入とか、あるいは借入金の支払い利息などである。本来の営業とは関係ないところで生じるので営業外と言う。
まとめると、
1. 企業の稼ぎ全体が売上高
2. 本来の営業活動から得られた利益が営業利益
3. 利払いや利子収入を加減したものが経常利益
となる。
(2000.11.26更新)
経常利益
別名:けいつね
【英】ordinary profit
経常利益とは、本業による損益である営業利益(営業損失)に、本業以外の損益を加えて算出した利益のことである。
本業以外の損益は、受取利息や有価証券売却益などの営業外収益から、支払利息や有価証券売却損、有価証券評価損などの営業外費用を差し引いたものである。計算後の数値がマイナスになった場合は、営業損失と呼ばれる。
営業利益が営業活動による収益力を示す指標であるのに対し、経常利益は資金調達などの営業外活動も含めた、会社の経常的な収益力を示す指標として使われる。算出式は、「営業利益=売り上げ総利益-(販売費+一般管理費用)」となる。
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