外資系石油会社
外国資本の石油会社、外国資本が出資している石油会社、およびその系列の会社の総称である。 民族系石油会社の対語として使われる。戦後、わが国の石油精製・販売会社は、ほとんどすべて、何らかの形で外資と提携して(原油長期購入契約、製油所建設資金導入など)成長したものであるが、民族系と外資系の分岐点は出資関係があるかどうかにおかれてきた。1985 年(昭和 60 年)末、現在わが国の 35 社ある石油精製・元売会社のうち 18 社が外資系であり、主要なものとしては日本石油 (株) グループの日本石油精製 (株) (Caltex)、昭和シェル石油 (株) (R.D. Shell)、エッソ石油 (株) (Exxon)、モービル石油 (株) (Mobil)、東亜燃料工業 (株) (Exxon+Mobil)、ゼネラル石油 (株) (Exxon)などがあげられる。三菱石油は、戦前からの資本提携者 Getty Oil Co. の所有株を買い戻し、民族系となった。なお、石油開発会社で外資系といえるものは、エッソ石油開発 (株) (Exxon)と東日本石油開発 (株) (Exxon+Mobil)のみであり、これらは、外資系石油精製・元売会社が親会社となっている。(→民族系石油会社) |

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