からすがねとは? わかりやすく解説

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からす‐がね【×烏金】

読み方:からすがね

翌朝、烏が鳴くまでに返さなければならない金の意》日歩借りて借りた翌日にすぐ返すという条件高利の金。


烏金

読み方:からすがね

  1. 高利貸貸金をいふ。暁鳴く頃金を貸し、晩鳴く返却せしむる程其返済期限急迫なるに喩ふ
  2. 高利貸の金。其の返済短く暁の烏の鳴く貸して夕方の烏の鳴く頃には返済を迫るとの義より起る
  3. 夜あけまでには返す約して借金することをいふ。正直集に「かへりてはくるからかねをはらふ世に定あるこそからすなりけり」とある。
  4. 翌朝までには返済する契約をして借金すること。又その金のことをいふ。
  5. 安永の頃、竹内次郎なる徒士の母で車婆と綽名される老婆があつた。金一両を貸すに三十日期限利息天引三分渡した一晩延びるのを宿といつた。徒士は黒い羽織着て早く御番に出るのでこれを朝呼んだ。そこでこの高利貸婆を婆、その貸金鴉金と云ふやうになつた。からす金、即ち高利の金のことである。
  6. 高利貸用語、一日一割の利子天引して朝貸与し、その夕刻には必ず引立てること。烏は朝未明に塒を出て夕方にまた帰るころから出た語。

分類 東京的屋縁日商人語、高利貸用語

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