えんまちょう

デジタル大辞泉

えんま‐ちょう〔‐チヤウ〕【^×閻魔帳】

読み方：えんまちょう

１ 閻魔王が死者の生前の行為や罪悪を書きつけておくという帳簿。

２ 教師が受け持ちの生徒の成績や出欠などを記入しておく手帳の俗称。

えんま‐ちょう〔‐テウ〕【^×閻魔鳥】

読み方：えんまちょう

地獄めぐりのからくりの中で、罪人を追いつめる、作り物の鳥。寛文（1661〜1673）のころ評判になった。

「一年は—とて作り物珍しく」〈浮・永代蔵・四〉

隠語大辞典

閻魔帖

読み方：えんまちょう

1. 教員の有つて居る採点表の手帳のこと。又は刑事巡査の手帳のことをいふ。
2. （一）中等学校等で教師が点数をつけて置く手帳。（二）警察官の手牒。
3. ⑴教師の持つている採点帳。⑵警官の持つている調査手帳、又は警察の監視簿。

閻魔帳

読み方：えんまちょう

1. 生徒の学力操行など書き留めおく教師の手帳をいふ。明治語。
2. 教師の手帳をいふ、学生の用語。
3. 学生用語としては教師の持つ採点帳の意味に用ひられてゐる。〔学生〕
4. 教師の採点表の事。
5. 学生間で教師の持つてゐる採点帳のことをいふ。
6. 先生の採点表を云ふ。
7. 教師の持つ採点帳のことを閻魔帳と云ふが、転じて試験の点ばかりで生徒をいぢめやうとする教師の事を云ふ。「あの親爺本当に閻魔帳ね」など。

分類 学生、学生語、明治語

閻魔帳

読み方：えんまちょう

1. 賭博其他の悪業者には巡査の持つてる手帳のこと。〔隠語〕
2. 刑事巡査の手帳。

分類 ルンペン／大阪

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