あつかわれている語数
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/13 00:44 UTC 版)
「漢文の訓読によりて伝えられたる語法」の記事における「あつかわれている語数」の解説
42項のうち、異なる単語・語法が一つの項で言及されているので、あつかっている単語・語法の数と項目の数は一致しない。個々に数えると、ごとし、いわく、おもえらく、ねがわくは、こいねがわくは、おそらくは、うらむらくは、こうらくは、おしむらくは、いわゆる、なんなんとす、かえんなん(=成句 かえんなんいざ)、なんすれぞ、なかりせば(なかりせばとなかっせばは発音の違うだけで、同一の単語であるので一つと数える)、しかり(しかるに、しかれどもが挙げられているが、「しく+あり」からなる「あり」の部分の活用したものであり、しかりと同一の単語と数える)、しこうして、-しむ(助動詞)、して(用言の連用形+しての場合の「して」)、べし、まさに~すべし、よろしく~すべし、すべからく~すべし、べけむ(形容詞の未然形-け)、あに、いまだ、かつ、かつて、けだし、すでに、すなわち、むしろ、もし、もしくは、あい-(「あう」の連用形に由来する接辞的な要素)、あえて、いたりて、きわめて、すべて、はたして、よりて(「~なり。よって~す」のように文頭に用いる「よりて」)、幸に、しきりに、みだりに、あるは、あるいは、および、ならびに、おいて(「~において」の「おいて」)、ために、為~所―による受け身、ゆえん(所以)、もって、ところ(所+動詞を「~するところ」と読む語法)、いえども(逆接を表す「~といえども」)、いうとも(仮定の逆接を表す「~というとも」)、欲す(欲+動詞を「~せんとほっす」と読むこと)、がえんぜず、あたわず(不可能をあらわす「~するあたわず」)、のみ(文末の「而已」を「のみ」を読むこと)、いわんや、これあり、再帰格のこれ、の62語(単語でない語法も含む)があつかわれている。
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