『書物合戦』
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「ジョナサン・スウィフト」の記事における「『書物合戦』」の解説
1960年、スウィフトの後援者ウィリアム・テンプル卿は、『ファラリス書簡』を模範として称揚し古典を弁護する『古代と近代の学問に関する小論』を刊行した(古典と近代論争を参照)。ウィリアム・ウォットンは『古代と近代の学問に関する感想』でテンプルに応じ、その『書簡』が後世の贋作であることを示した。古代の支持者による返答は、チャールズ・ボイル(後の四代目オーラリー伯にしてスウィフトの最初の伝記作家)によってなされた。なおも現代側による逆襲は、その時代の傑出した学者の一人、リャード・ベントリーの随想『ファラリス書簡論』より来た。しかしながら、この論題に関する掉尾を飾るのは、テンプルと古代の主張にかわってユーモラスな弁護をなしたスウィフトの『書物合戦』(1697年)である。
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