『怪獣総進撃』のマンダ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/08 10:17 UTC 版)
初代と同族だが、頭部の角と髭がなく、目の瞳も普通に丸いものとなった。脚もやや小さくなったように見えてヘビのような姿で、海中だけしか活動シーンが見られなかった初代と違い、陸上でも行動できる。出現地点はロンドン→東京→青木ヶ原。 キラアク星人に操られ、ゴジラ、ラドン、モスラと共に東京を襲い、浜松町のモノレールの線路に巻きついて破壊した。富士山麓の対キングギドラ戦にはバランやバラゴンと共に参加するが、直接戦うシーンはない。また、劇中ではロンドンを襲撃したと報じられている。 関連書籍などでは二代目マンダとも表記される。 造形物は『海底軍艦』の流用で、頭部のみ新規造形物に換装され、ほかに遠景用の人形が製作された。 モノレールに巻き付くシーンは、吊りに用いるピアノ線の位置の関係から、頭を絡みつけるまでと絡みながら直進する場面とでカットを分けている。特技監督を務めた有川貞昌は、従来の直線的な操演ではなく曲線的な動きを行ったことは、前任の円谷英二の時にはできなかったが共に育ってきたスタッフだからできるという自信があったと語っている。 マンダが襲撃した浜松町には、当時東宝のフィルム倉庫が存在していた。 東京のシーンでは、ゴジラとマンダが絡み合う場面も撮影されていたが未使用となり、1986年に発売されたビデオ『東宝特撮未使用フィルム大全集』で初公開された。
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