『和田文書』
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『和田文書』は、和田氏の伝来文書で、中世畿内史における貴重史料である。原文書は散逸したが、写本が各地に残る。 東京大学史料編纂所所蔵影写本3冊 - 鹿児島に移り住んだ和田氏末裔の和田中太が、明治21年(1888年)に影写したもの。建久7年(1196年)鎌倉将軍家政所下文案から文明年間(1469–1487年)まで。 東京大学史料編纂所所蔵謄写本3冊 - 同じく和田中太の所蔵だった本。内容は影写本とほぼ同じ。 東洋文庫所蔵本 - 寛正2年(1461年)から永正15年(1518年)まで8点。 尊経閣文庫所蔵『天竜寺真乗院文書』所載 - 安貞2年(1228年)から永正年間まで14点。 『続群書類従』系図部『和田系図』 - 文書79通と系図8点。 屋代弘賢本『和田文書』 佚本『和田文書』 その他、『金剛寺文書』(天野山金剛寺所蔵)からも和田荘・和田氏の動向が知られる。
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