『アニメック』誌との確執
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 16:31 UTC 版)
「太陽の牙ダグラム」の記事における「『アニメック』誌との確執」の解説
「アニメック#特徴」も参照 「ストーリー展開がわかりづらい」「主人公たちの行動が大局にほとんど影響していない」「ロボットアニメではなく政治アニメ」さらには「主人公、ダグラムがいなくても物語が成立している」など、アニメ雑誌『アニメック』からは批判的な声も挙がった。 『アニメック』は、当時のアニメ雑誌の中でも特に『ダグラム』への批判的記事が多かった。その中で1982年発行の27号では「ガンバレ特集 太陽の牙ダグラム」と題した特集記事が掲載された。この特集では、監督である高橋良輔のロングインタビューも載せて「作り手側の見解」も紹介したが、「ひねくれコンバットアーマー解説」という記事は、登場するメカを「歩くぶたまん」「ぶさいく」と評したのをはじめ、頭部がコックピットであることを揶揄して、『機動戦士ガンダム』最終回でガンダムの頭部を破壊された際のアムロ・レイのセリフをもじって「(もし頭部を破壊されたら)『たかがコックピットをやられただけだ!』と叫んでみよう」と記したり、防水されていないので水中では活動できないという設定のメカを「雨が降ったら出撃できない」という間違った批判をし、さらには「デカールを貼ればガルダンでもリアルタイプ」と書くなど筆者の個人的な偏見が色濃く盛り込まれていた。 翌28号では、読者投稿欄でのクレームに対し、副編集長の井上伸一郎が「あの記事が掲載されてしまった裏には、担当記者が『副編集長に見せると没にされる』と恐れ勝手に入稿してしまい、こちらが気づいた時にはすでに校正段階―といった恥ずべき背景があるのですが、いずれにせよ弁解の余地はありません」と謝罪のコメントを出した。
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