「降誕日」の日付
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 02:54 UTC 版)
「降誕日」は、大多数のキリスト教教派では毎年12月25日に祝われるが、東方教会のうちユリウス暦を教会暦として使用する教会では、ユリウス暦12月25日(21世紀現在、グレゴリオ暦1月7日にあたる)に祝われる(後述)。また例外的に、アルメニア使徒教会では教会暦上の1月6日に祝われる(前述)。 キリスト教に先立つユダヤ教の暦、古代ローマの暦、およびこれらを引き継いだ教会暦では、現代の常用時とは異なり、日没を一日の境目としているので、クリスマス・イヴと呼ばれる12月24日の夕刻から12月25日朝までも、教会暦上はクリスマスと同じ日に数えられる。したがって、教会暦ではクリスマス(降誕日)は「12月24日の日没から12月25日の日没まで」である。12月24日の昼間は「クリスマス・イヴ」ではなく、24日の日没以降がクリスマス・イヴである。 伝統的には、クリスマス・イヴの夕刻~晩には「晩課」(「晩祷」、「夕の礼拝」などとも)を行って降誕の喜びの先取りとし、羊飼いが天使から降誕のみ告げを受けたとされる夜中(古来は12月25日の0時前後)には「深夜ミサ(英語版)」あるいは「徹夜祷」などと呼ばれるミサ/聖餐式(西方教会)・奉神礼(東方教会)を行う。そして、25日の午前には改めて降誕を祝うミサ/聖餐式/聖体礼儀を行う。
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