「降誕」という語の意味
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/19 01:01 UTC 版)
「キリストの降誕」の記事における「「降誕」という語の意味」の解説
イエスの誕生は多くのキリスト教教派で、「誕生」ではなく「降誕」という語が用いられている。その所以は、 (1) 初めに言(ロゴス)があった。言は神と共にあった。言は神であった。(14) そして言は肉体となり、わたしたちのうちに宿った。[...] — 『ヨハネによる福音書』第1章(口語訳聖書) [...] すべてに先立って父より生まれ [...] [...] 天からくだり、聖霊によって、おとめマリアよりからだを受け、人となられ [...] — 『ニカイア・コンスタンティノポリス信条』(カトリック教会訳) と記されており、すなわち原初から天上にあった「ロゴス」たる存在が受肉してこの世に「降り誕まれた」と信じられているためである。 また、「降誕」という語は「イエス・キリストの降誕」にのみ使用される語である。例えば、聖母マリアの誕生については、「聖マリアの誕生」(カトリック教会)、「生神女誕生」(日本ハリストス正教会)などと呼ばれる。
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