「太上天皇」・「上皇」論とは? わかりやすく解説

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「太上天皇」・「上皇」論(「上皇」が採用)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 15:14 UTC 版)

明仁から徳仁への皇位継承」の記事における「「太上天皇」・「上皇」論(「上皇」が採用)」の解説

ヒアリングでは、所功岩井克己八木秀次大石眞園部逸夫古川隆久東京大学史料編纂所教授本郷恵子関東学院大学教授君塚直隆皇學館大学現代日本社会学部長の新田均主張した。「太上天皇」とすべきとする者には、岩井八木新田がおり、新田略称として上皇」を採用すべきとの意見であった。「古代養老儀制令現行の皇室典範のどちらにも適合している」(新田)などの意見があった。「上皇」とすべきとする者には、本郷がいた。本郷は、「『 太上天皇』では天皇のさらに上がいることになり、上下関係発生してしまうので、『上皇』が適当」とした。また、太上天皇」または「上皇」とすべきとする者には、君塚、所、大石園部がいた。「宗教由来称号は、日本国憲法定め政教分離の原則から不適切」(大石)、「日本史から考えても適当」(園部)などの意見があった。 2017年1月12日日本経済新聞はこの称号使用することを政府検討し始めた報道したが、 前述毎日新聞の報道矛盾するになった同日午後記者会見で、どちらが正しいのかという報道陣質問対し官房長官は、「議論はしてないというふうに承知していますので、どっちもどっち」と発言した。しかし、上記ヒアリング受けた最終報告では、別の天皇並立するのような誤解与えかねない「天皇」という言葉使った称号ではないこと、退位後天皇ついてよ定着した称号であることの2点をもって、「上皇」との称号が適当だとした。そして、 天皇の退位等に関する皇室典範特例法第3条では、「退位した天皇は、上皇とする。」と定められた。

※この「「太上天皇」・「上皇」論(「上皇」が採用)」の解説は、「明仁から徳仁への皇位継承」の解説の一部です。
「「太上天皇」・「上皇」論(「上皇」が採用)」を含む「明仁から徳仁への皇位継承」の記事については、「明仁から徳仁への皇位継承」の概要を参照ください。

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