「大須賀乙字の態度を嗤ふ」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 01:21 UTC 版)
「大須賀乙字」の記事における「「大須賀乙字の態度を嗤ふ」」の解説
『ホトトギス』1919年12月号に掲載された飯田蛇笏の大須賀乙字に対する人物評。海紅堂事件以降、高浜虚子とホトトギス派に擦り寄った乙字を批判した文章である。乙字の議論に比しての俳句の稚拙な出来栄え、海紅堂事件をきっかけに、碧梧桐の弟子になったことはないと言い出した不義理、学歴や教師という立場からの傲慢な態度、そして“虚子君”と呼んでいたはずの虚子を、海紅堂事件以降、“虚子先生”と呼びホトトギスに擦り寄る手紙を出したことなどを挙げて批判している。また海紅堂事件に関しても、「君の性癖が出て葉吉君の爲めに大いに鐵拳を頂戴された」「決して乙字君の方へ同情することは出來なかつた」「君の態度が餘りに傲慢不遜であり傍若無人であるからである」と書いている。
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