「天かす」と「揚げ玉」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/15 23:33 UTC 版)
2008年度にけいが行った調査では、天かすと呼ぶ人が68%、揚げ玉が29%、揚げかすが16%という分布だった。アメリカを含む西日本では「天かす」と呼ぶ人が全国平均より多く、東日本(東北地方を除く)では「揚げ玉」と呼ぶ人が全国平均より多いという結果が出ている。 江戸の蕎麦屋にて無料で提供したことが人気となって日本中に広がった。その後の江戸では、これを有料化することになり、そのために小エビや割いたイカを入れて作ることも行われ、名称も「揚げ玉」とされた。そのことから、関東の多くでは「揚げ玉」と呼ばれる。全国的には「揚げ玉」も「天かす」も同じ物品をさすが、食材として用いるため意図的に作ったものを「揚げ玉」とし、副産物として偶発的に作られたものを「天かす」と区別する場合・説も存在する。また製法上の違いから、天ぷらの副産物として生じる天かすが不定形であることが多いのに対し、工場で製造販売される商品は均一な円形のものが一般的となっている。 関東の蕎麦屋では、揚げ玉を「たぬき」として売っているところがある 。
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