「友」との出会い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/26 09:35 UTC 版)
わずか3年で大隊長にまで昇進したランヌだったが、1795年に上官との諍いから陥れられて強制的に除隊させられる。しかし軍隊こそ自分の生きる道だと信じていた彼は、すぐに一兵卒としてイタリア方面軍に潜り込む。ランヌはここでもその際だった勇気で知られるようになり、すぐに軍曹に昇進した。翌年、イタリア方面軍司令官として着任したナポレオンは、元少佐の軍曹の存在を知ると興味を持って会い、その勇気と率直な性格を評価して少佐に復帰させる。このイタリア戦線でランヌは数々の武勲を挙げ、特にアルコレの戦いでは常に軍の先頭に立ち、三日間で三度の重傷を負いながら戦い続けるという働きを見せた。その勇気に感動したナポレオンは、アルコレで敵から奪った軍旗にメッセージを添えてランヌに贈っている。以後ナポレオンはランヌを部下としてより友人として遇するようになり、その関係はナポレオンが皇帝になっても変わらず、ランヌが死ぬまで続いた。
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