「世界史上最強馬」の認定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/18 16:46 UTC 版)
「第44回凱旋門賞」の記事における「「世界史上最強馬」の認定」の解説
凱旋門賞後の各馬の動向によって、シーバードと凱旋門賞の評価が裏付けられることになった。 シーバードから12馬身差の5着に敗れたソビエトのアニリンは、2週間後のドイツでオイロパ賞に優勝した。シーバードに26馬身差で敗れたドミドゥイユが11月にイタリアでローマ賞を6馬身差で圧勝した。さらにシーバードから11馬身差の3着だったダイアトムは米国へ渡り、ワシントンDCインターナショナルでアメリカの古馬チャンピオンとカナダのチャンピオンをまとめて負かした。 フランス国内のフリーハンデで、シーバードは首位の71キロを与えられた。イギリスのタイムフォーム社はシーバードに対して145ポンドのハンデをつけた。このハンデは同社がこれまでサラブレッド平地競走馬に与えた中で最も高い値で、シーバードが歴史上最強のサラブレッドであるという評価を下したことを意味していた。この値は2012年にフランケルが147ポンドを獲得するまで、半世紀にわたって破られることはなかった。
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