「ならセグ」の問題点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 10:10 UTC 版)
「ワンセグ2サービス」の記事における「「ならセグ」の問題点」の解説
ならセグの開始当初は、サブチャンネル(692ch)を独自放送のチャンネルとしているTOKYO MXとは逆に、メインチャンネルである691chを独自放送のチャンネルと位置づけ、地デジ・アナログのサイマル放送はサブチャンネルで放送していた。そのため、サブチャンネルを視聴できない一部機種(上記の表参照)では奈良テレビの番組の大半が視聴できない状況となっていた。この事への対策からか、固定テレビ向けに特に重要度の高い番組(選挙開票特番や災害特番・高校野球中継など)が放送される場合には、臨時に独自編成チャンネルとサイマルチャンネルを入れ替え、全ての機種でサイマルチャンネルを視聴できるように対応する場合があった。この問題はその後2013年4月に691chをサイマル放送、692chを独自放送に変更することで解決した。 前述されているが、「ならセグ」におけるレギュラー放送の独自番組が5分から10分程度のミニ番組を含めた再放送、および固定テレビ向けに放送された番組の再編集番組のみで、それを30分または1時間の枠内で繰り返し放送する形式をとっていた。奈良テレビ主催イベントや高校野球県予選の生中継が特別番組として放送される事もあったものの、実施例が少なかったことからTOKYO MXの同サービスやNHK教育テレビのマルチチャンネル編成やワンセグ独自放送とは対照的に、「ならセグ」の番組表が掲載されていた新聞はなく、どうしても放送内容を確認したい場合は奈良テレビのパソコン用公式サイトにアクセスする必要があった。 そもそも、奈良テレビの地デジ中継局が当該頁記述にもあるとおり、主に奈良市・生駒市など北部を中心とした地域(奈良盆地)に偏っており、南部では一部地域を除きケーブルテレビの再配信で補完しているがために中継局が設置されていない事から、実質的に南部の多くの地域ではこれが利用できず、放送エリアもフルセグより狭く、北部地域のみに限られていた。
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