#4 20080516_us「ほんもののせかい」
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「D.backup -リモのはこにわ-」の記事における「#4 20080516_us「ほんもののせかい」」の解説
ロンドンでの悲劇から数日後、リモの精神は徐々にだが確実に歪な状態へと進行していく。ハルアの死、メアリの死そしてジェイクのしでかした愚かな行為、リモが間近で体験した影響は彼女にとっての行動理念にも大きく影響していくこととなる。 物語の視点は変わり「知識の箱」を守るアンチウイルスソフトウェアの二人に変わる。検出ソフトウェアのレグルと駆除ソフトウェアのシャム、彼らは(知識の箱)を巡る脅威、ウイルスを見つけては駆除し続けていた。 シャムは仮想空間でありあくまでバックアップデーターから作られた自分の住む世界が好きになれないでいた。 彼は日々自分の存在意義に疑念を感じ続け途方にくれていた。いつものようにウイルスチェクのために町を徘徊していたある日シャムは同属であるリモと出会う。 リモは自身と同じ存在に出会えたことに喜びを感じていた。シャムは自身の悩みと疑念をリモに問いただす。リモはその答えが何なのかをこの世界に生きる人間たちに聞いて見ようといいだす。「この世界が本物なのか偽者なのか」を 二人は様々な人々に出会い、別れをとおし徐々にだが打ち解けていく。人々は自分たちがデーターであることに知る由もない、そのような事実を叩きつけられたシャムはやはりこの世界を好きになれないでいた。 どんなに頑張ってもウイルスに汚染されれば消去しなければいけないそれがシャム自身をさらに悩まさせていく そんなシャムにたいしてリモは優しく救いの手を差し伸べようとする。そんな二人にいきなりウイルスプログラムが襲来し襲い掛かる、シャムはリモを守るためにウイルスと交戦、遅れて救援にやってきた検出ソフトウェアのレグルと協力しこれを撃破した。 今回の事件をとおしシャムは一つの答えに到達する「俺はここを守りたいから守る」ただそれだけだと。そしてリモ自身も一つの目標が出来た。「いつかふたりにほんもののせかいをみせてあげる」そしてリモは今日も綺麗なものを集め続ける「さみしくない」「かなしくない」「つらくない」「くるしくない」そんな世界を作り出すために。
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