自然災害伝承碑
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地図記号
国土地理院は2019年に新たに自然災害伝承碑の地図記号を制定した。過去に発生した津波、洪水、火山災害、土砂災害などの自然災害に係る事柄が記載されている石碑やモニュメントを地図上に表記することで、身近な防災意識の醸成を促すことを目的とする。近年発生した災害を記憶すべく建立された比較的新しいものも対象となっていることが特徴であり、第1弾として27都府県48市町村の158カ所が登録され、6月から国土地理院のウェブ地図「地理院地図」で公開され、9月からは2万5千分1地形図にも順次掲載することとしている[33][34][35]。
2024年4月25日時点の公開数は、47都道府県607市区町村2,111基[1]。
関連項目
外部リンク
- 自然災害伝承碑 国土地理院
- 津波の記憶を刻む文化遺産 -寺社・石碑データベース- 国立民族学博物館
- 津波石碑一覧シート 国土交通省 東北地方整備局
- 地震津波碑デジタルアーカイブ 海洋研究開発機構 - 高知・徳島の地震津波碑紹介サイト
- ^ a b c “自然災害伝承碑”. 国土地理院 公式サイト. 国土地理院. 2024年4月25日閲覧。
- ^ “13年ぶりに新しい地図記号 「自然災害伝承碑」掲載へ”. 『朝日新聞』. (2019年3月15日)
- ^ “「自然災害伝承碑」の地図記号を制定 国土地理院”. 『日本経済新聞』. (2019年3月15日)
- ^ “大地震や津波などの自然災害伝承碑、地形図に初掲載 東北は4カ所 国土地理院”. 『河北新報』. (2019年9月5日)
- ^ 災害伝承を専門に研究する香川大学客員教授の松尾裕治による見解。出典：「災害碑」地図掲載 道半ば／自治体、所在不明や調査難しく『日本経済新聞』朝刊2020年9月1日（社会面）同日閲覧。
- ^ “「自然災害伝承碑」について” (PDF). 国土地理院. 2019年9月6日閲覧。
- ^ “自然災害伝承碑の取組”. 国土地理院四国地方測量部. 2019年9月6日閲覧。
- ^ 寺田寅彦『津浪と人間』青空文庫、1933年。
- ^ 山下文男『津波てんでんこ―近代日本の津波史』新日本出版社、2008年。ISBN 9784406051149。
- ^ “ここより下に家を建てるな 宮古、集落守った石碑”. 『岩手日報』. (2011年4月3日). オリジナルの2011年4月3日時点におけるアーカイブ。 2011年4月3日閲覧。
- ^ “地域存続へ重い戒め 宮古市重茂・姉吉集落”. 碑の記憶 (岩手日報・岩手放送). (2019年3月20日)
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- ^ “地震があったら津波の用心”. 津波の記憶を刻む文化遺産 -寺社・石碑データベース-. 国立民族学博物館. 2019年11月6日閲覧。
- ^ “昭和三陸津波の碑”. 名取市. 2019年11月6日閲覧。
- ^ “津浪の碑”. 津波の記憶を刻む文化遺産 -寺社・石碑データベース-. 国立民族学博物館. 2019年11月6日閲覧。
- ^ a b 土木学会中部支部 巨大災害タスクホース現地視察 ～歴史的大津波の爪痕と防災町づくりを訪ねて～（案）（土木学会中部支部）
- ^ “津波流失塔”. 津波の記憶を刻む文化遺産 -寺社・石碑データベース-. 国立民族学博物館. 2019年11月6日閲覧。
- ^ 災害教訓の継承に関する専門調査会「災害教訓の継承に関する専門調査会報告書 平成17年3月 1854 安政東海地震・安政南海地震」第3章 安政東海地震・安政南海地震の災害教訓例 (PDF)
- ^ “集団移住、先人の教訓 地域再生 震災が問う(2)”. 『日本経済新聞』. (2011年9月28日)
- ^ 長尾武「『大地震両川口津浪記』にみる大阪の津波とその教訓」『京都歴史災害研究』第13号、立命館大学COE推進機構立命館大学歴史都市防災研究センター京都歴史災害研究会、2012年3月、17-26頁。
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- ^ “大地震両川口津浪記石碑”. 津波の記憶を刻む文化遺産 -寺社・石碑データベース-. 国立民族学博物館. 2019年11月6日閲覧。
- ^ 加藤芳郎「益田を襲った万寿3年の大津波」『島根県技術士会 平成23年度（2011年度）研究報告』、島根県技術士会、2011年。
- ^ “津波境石”. 熊本県高等学校教育研究会 地学部会. 2019年11月6日閲覧。
- ^ 都司嘉宣、日野貴之「寛政四年(1792)島原半島眉山の崩壊に伴う有明海津波の熊本県側における被害,および沿岸遡上高」『東京大学地震研究所彙報』第68巻第2号、東京学地震研究所、1993年9月、91-176頁、doi:10.15083/0000032721、ISSN 00408972、NAID 120000865917。
- ^ “自然災害伝承碑新たに公開 国土地理院”. 『八重山毎日新聞』. (2019年11月5日)
- ^ 『大波之時各村之形行書』
- ^ “最大波高は30メートル 「先島は地震の常襲地帯」 明和大津波で後藤博士が講演 「名蔵湾へ波抜けは伝承」”. 『八重山日報』. (2012年7月25日). オリジナルの2012年10月17日時点におけるアーカイブ。
- ^ “写真特集：雲仙・普賢岳大火砕流 “がまだす”合言葉に復興”. 『毎日新聞』. (2012年5月2日). オリジナルの2012年6月20日時点におけるアーカイブ。
- ^ 岩松暉 (2013-09). “石碑にみる桜島大正噴火の災害伝承” (PDF). 西部地区自然災害資料センターニュース (九州大学西部地区自然災害資料センター) (49): 15-24. ISSN 1340-9883.
- ^ a b “昭和34年(1959年)伊勢湾台風に関する石碑・慰霊碑等について”. 消防科学総合センター. 2013年5月21日閲覧。
- ^ 「第三章 失敗情報の伝わり方・伝え方」『失敗学のすすめ』講談社、2005年4月15日。ISBN 4-06-274759-6。
- ^ “新たな地図記号「自然災害伝承碑」を制定。災害教訓を周知”. Impress Watch. (2019年3月15日) 2019年6月22日閲覧。
- ^ “国土地理院、13年ぶりの新地図記号「自然災害伝承碑」を掲載開始 “先人の教訓”で被害軽減へ”. livedoor news. (2019年6月20日) 2019年6月22日閲覧。
- ^ “地図に158の災害伝承碑 過去の地震、津波教訓に”. 『日本経済新聞』. (2019年6月20日) 2019年6月22日閲覧。
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