甲虫王者ムシキング〜ザックの冒険編〜 その他の登場人物

甲虫王者ムシキング〜ザックの冒険編〜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/04 15:24 UTC 版)

その他の登場人物

天樹編(1巻1話-4巻4話)

ゴーダッツ(1巻1話、6巻3話)
クヌギ村を襲った巨体の野盗で、手下2人とグランディスオオクワガタの「グランディス」を従えている。グランディス諸共カブト丸のトルネードスローで吹き飛ばされて倒されたが、「王者の証編」では幽霊の姿で再登場し、ザックとカブト丸とフェルナンデスの甲虫ゼニーに撃退された後は「やっと成仏できるぜ」と満足げな顔で昇天した。
ランスロット(1巻2話)
森の番人を名乗る年老いたムシマスター。相棒はグラントシロカブトの「シロ」で、口癖は「大事なのは結果ではなくやってみようとする心意気」である。元ゼノン帝国の兵士だったのだが、仲間とはぐれてしまい、それからはムシ達と森を守る番人として過ごしているが、ザックにわざカード「ダンガン」を奪われてしまう。
ジョーカー(1巻3-4話)[1]
砂漠を旅するザック達の前に現れた、仮面のムシカード収集家(コレクター)。相棒は世界一の体重を誇る大型甲虫・ゾウカブトの「エレファス」。青いヨロイと王者の紋章を持つ珍しい甲虫であるカブト丸を狙い、ムシバトルを仕掛けるが、ザックの持参した宝石のパワーで生み出したカード「スーパートルネードスロー」に敗北した。
オニール(1巻6話)
アリノスの迷宮の入り口を守っている、第1の門番で、オカマ。相棒はマキシムスマルバネクワガタの「マックス」。
オニルバ(2巻2話)
アリノスの迷宮の第3の門番で、本編では非常に貴重な女性キャラクターの1人だが、オバサンである。現実主義で、アリノス迷宮の財宝を管理している。オウゴンオニクワガタの「ゴルドー」がパートナー。
執事(2巻3話)
アフォーナ城の執事。最強甲虫決定戦の出場者を募る。相棒はコクワガタ
アフォーナ(2巻3話)
インセク島にあるアフォーナ城のお子様王子。趣味は強いムシのバトルを見ることである。実兄セコスギーに王座を狙われていた。
セコスギー(2巻3話)
アフォーナの兄で、弟に王位を奪われ、復讐を誓ったムシマスター。コガシラクワガタの「リトルヘッド」を操り、最強甲虫決定戦を利用して王座を奪おうとしたが、ザックのずる賢さの前に敗北した。
スティーブン(2巻5-6話)
ザック達を始末する為にメッサーノが雇った殺し屋。暗黒甲虫であるサビイロカブトの「サビル」を操る。ウーロ鉱山に向かうフロンティアライン鉄道に乗り、ザック達を追い詰め、ザックとカブト丸の知恵を生かした攻撃に敗れたが、バトルに負けてもムシマスターを始末しようとザックを崖から突き落とした。その後はサビルが逃走したことにより用済みとなり、メッサーノに始末された。
ハーディ(3巻1話)
シロップ村のハチミツとお宝レインボーフラワーを奪い、ボロ儲けしていたムシマスターで、関西弁を使う小太りの男。相棒はスペキオシスシカクワガタの「マダラ」。レインボーフラワーを奪還しにきたザックとカブト丸に敗れた。
ホルス(3巻2話)
天樹の内部を探索していたときに出会ったムシマスターで、古代エジプトの壁画のような姿をしたスキンヘッドの痩身の男性だが、正体は暗黒ムシマスターである。アヌビスゾウカブトの「アヌビス」を操る。地中を自在に掘り進む戦法でカブト丸を苦戦させるが、ザックの策に嵌まり、ヤイバの必殺技である「サイドロックボム」を受けて敗れた。
クロウ(3巻4-6話)
ムシキングを目指し、天樹の最頂部付近に到達した際にザックと出会ったムシマスターで、口元にマスクをつけている目つきの鋭い男。バレット・カエデよりも先に登場したにも関わらず、突風の間でかませ化してあっけない最期を遂げた。
ジンバ(3巻6話)
「無敗のジンバ」の異名を持つ手練れのムシマスター。相棒はケンタウルスオオカブトの「ケンタウルス」。プライドが高く、自分の事を「弱い奴としか戦ってなかったんじゃねーの」とバカにしたザックに決闘を申し込むが、無視されて天樹の中に置き去りにされ、ムシキング決定戦から脱落した。その後もムシマスターを続けている。
メッサーノ(2巻4-6話、3巻3-5話、4巻1-4話、5巻番外編)
暗黒化されたパラワンオオヒラタクワガタを操る暗黒ムシマスターで、【天樹編】の黒幕。一人称は「私」。ザックの前に最初に姿を現した際はイヤサレ草を探しに来た医者と名乗っており、ザックも彼を「医者の先生」と呼んでいた。偽りのムシキング伝説を世に広め、「紋章持つ甲虫」が天樹に辿り着くのを待ち続けており、まだカブト丸とヤイバが幼かった頃は暗黒ムシマスターの集団を率いて頭領イッカクとしもべらの率いるヒノデ村を攻めて「力の石碑」を奪い、数年後には成長したヤイバが力の石碑を奪い返しに来た際はヤイバを倒して暗黒甲虫化させて操り、更に自身もパラワンオオヒラタクワガタを暗黒化させて率いてカブト丸の実力を探った。その後はカブト丸のムシマスターであるザックを始末する為にスティーブンをけしかけたが、カブト丸に興味を持ってからは、自分の野望を果たすべくザックとカブト丸を天樹に誘き寄せるためか、最終的にはあえてザックの命を救った上に技カードもたくさん譲り、用済みとなったスティーブンを始末した。その後、ザックとカブト丸が天樹の頂に辿り着いた際には紋章持つ甲虫であるカブト丸を暗黒化させて「地上最強の生命体」を作りだす願望を実現させるべく、暗黒化ヤイバを使ってカブト丸に勝負を挑む。しかし、ザックとカブト丸の絆と紋章の力の前に敗北して天樹は崩壊、巻き込まれて奈落の底に落ちて行った。

王者の証編(5巻1話-最終話)

ダイ(5巻2話)
チャン・Gの一番弟子のオオクワガタ。努力至上主義で、紋章を持つカブト丸に嫉妬し、特訓を妨害しようとするが裏目に出てしまう。子分にノコギリクワガタの「ソウ」とヒラタクワガタの「タイラー」がおり、3人で同時攻撃を仕掛け分身したように見せる戦術を得意とする。
ドナテルロ(5巻3話)
ザックらの持っている「ノヴァの日記」と技の石を奪う為にヒノデ村を攻めた、ゼノン帝国甲虫兵団の小隊長。ヒノデ村の頭領であるイッカクを倒し、カブト丸と戦闘してザックに取引を持ちかけられたが応じず、返しわざを得意とするヒルスシロカブトの「ヒルス」で応戦するが、返しわざを更に返される形で敗北し、ヒノデ村を立ち去ることとした。
クレッシェンド(5巻4話)
ザック達が「クモノーウェン」で出会った吟遊詩人で、自称「この世で最も強く美しいムシマスター」。美しさにこだわりを持ち、クワガタをモチーフとした竪琴を持っている。王者の証を求め、ザック達の後を密かにつけていた。相棒はインペリアリスツヤクワガタの「フォルティシモ」。
ラオ・Z(5巻5話)
チャン・Gのライバルである甲虫。種族はフェイスタメルシワバネクワガタである。若い頃にクワ子という♀のクワガタに樹液をプレゼントしようとしたが、直後にチャン・Gに樹液をすべて横取りされ、振られてしまった過去を持っている。また、弟子であるタイゴホンヅノカブトの「ヤム」と、ヒルトゥスヘラヅノカブトの「スクーパー」を率いている。弟子二人がヤイバに敗れた後にカブト丸を死んだふりをして油断させて攻撃する「アンデストラップ」で破る。その後、チャン・Gにも泣き落としを用いて攻撃するも見破られ、「カゲロウ」を食らって敗れる。
シュラン(5巻5話)
上記のラオ・Zのパートナーであるムシマスター。普段はお酒を飲んでいて酔っぱらっているが、「アンデストラップ」を繰り出す時には性格が豹変する。
ギル(6巻1話)
ゼノン城の地下牢に捕らえられていた怪盗。一人称は「オレ」。素早さとハサミわざが自慢のファブリースノコギリクワガタ「スティール」が相棒である。ムシカードを没収されて死刑を待っていたが、ゼノン帝国参謀ワルージェが提示した要求を呑み、釈放された。その後、商業都市ブッカに潜入し、ザックの持つ王者の証とノヴァの日記を奪う機会を窺っており、一時は盗み出すことに成功するもザックの推理力に破れ、更に奪い返されてしまう。その後は手ぶらで帝国に戻り、ゼノン13世とワルージェに見限られ、再び牢獄行きとなった。
バッサイ(6巻2話)
アルキデスオオヒラタクワガタの「アックス」と共に荒廃が続くメガデルの森の守り神「千年樹」を守るため木の手入れをしている木こりで、東北弁を話す。ダゲキを打つ際に「最初は力を抜き、徐々に力を込めて命中した瞬間に全パワーを解放する」という戦い方をするため、それはカブト丸にも受け継がれた。ノヴァの日記に崩壊を免れるには千年樹を倒すべしと記されていたため、渋々木を倒す決断をしたザックから千年樹を守るためにカブト丸の前に立ちはだかるも敗北し、千年樹が倒れたことに落胆する。しかし、倒れた千年樹の種はすぐに芽吹き、元の青々とした姿を取り戻した。
フェルナンデス(6巻3話)
大剣と甲虫を操る、素直で心優しい勇者。剣一本で巨大鉄球をも両断するほどの実力を持つ。村人に洋館の悪霊退治を依頼され、洋館に赴いた時にトラップに引っかかったザックと出会う。相棒の甲虫であるセアカフタマタクワガタの「ゼニー」とは性格と物の考え方が正反対で、度々口論に発展する。ヤイバの提案でザックとムシカードを交換し、カブト丸と悪霊退治へと向かうが、わざの指示がワンパターンなために手を読まれ、追い詰められてしまう。
タクラム(6巻4話)
ゼノン帝国極東基地「バンリーノ」の部隊長。ゼノン13世に対してクーデターを起こすが、エンペラーの圧倒的な強さの前に失敗、カブト丸に間一髪命を救われたが、後の行方は不明である。
ムシキング・テリー(6巻5話)
食虫植物に襲われたザック達を救ったプロレスラーで、デカイヤでは有名な人物であり、「わざの伝道師」とも呼ばれている。多くの甲虫たちがテリーに憧れ、弟子入りしている。また、トレーニングを行おうとしないキプルツヤクワガタの「キップ」に軽く頭を抱えている。ドギタネンとの決着を付けるべく、ジャングルドームで試合を行った。試合では甲虫と同じわざを使用(ダンガン、ローリングドライバー、ハヤテ、ローリングクレイドル)、ドギタネンの必殺わざバーニングバーストを受けてダウンしたが、カウント9で立ち上がり、再び繰り出してきたバーニングバーストの隙を突いて、必殺わざのミストクラッシュをお見舞いした。
ドギタネン(6巻4話)
反則わざを多用する悪役巨漢レスラーで、ムシキング・テリーを敵視している。並の甲虫なら素手で倒してしまうほどの怪力を持つ。相棒はギアスゾウカブトの「ギャンザ」で、テリーと同じく相棒と同じ超必殺わざ「バーニングバースト」を使用する。
リッチー(6巻6話)
メリガン大陸のシントン市(シティ)に居を構える大富豪の少年で、自分の名を謳った博物館を持っている。石碑を探してシントン市に渡来したザック達に博物館の便所の壁と化した石碑を処分してもらおうとしたが、石碑がムシキングに繋がる鍵だと口を滑らせたヤイバの言葉をきっかけに欲深い本性を発揮し、ヒメゴホンヅノカブトの「ヒール」を使ってカブト丸を追い詰めるも詰めの甘さから敗北した。その後、ザックに脅されて飛空艦を泣く泣く譲り渡した。
スクラッチ(7巻1話)
アクの強い口調のムシマスターで、ドレッドヘアーサングラスの典型的な黒人ラッパー。2匹の甲虫を同時に操る天才と呼ばれており、その才能をゼノン参謀ワルージェに見込まれて雇われていた。リッチー博物館から王者の証を奪って逃走し、ザックを出し抜くことには成功したが、切れ者のチャン・Gに行動を読まれており、やむを得ず対峙、巧みな戦術でチャン・Gを追い詰めるが、チャン・Gを追ってきたザックの飛空艦に撥ね飛ばされて海に転落した。
スクリュー(7巻2,3話)
技の石をスクラッチより受け取って小型飛行機で持ち去ろうとしていた、ゼノン帝国のムシマスター。ザックの父親であるO・ヴァン=コバーンを倒し、彼の持っていたペンダントを戦利品として所持していた。コーカサスオオカブトの「コルク」でチャン・Gとヤイバを倒し、カブト丸を追い詰めるが、ザックの父親を倒された怒りのパワーで反撃を受けてコルクは溶岩に転落して死亡、直後に技の石を諦めて立ち去った。
ビートルV(7巻4,5話)
戦隊ヒーローの様な風貌のゼノン帝国の5人組ムシマスター(親衛隊)。一見ふざけているように見えるが、実力はかなり高い。
ビートルレッド
本名プロテイン、アメコミヒーローのような姿の筋肉バカ。隊長だけあって実力は他の4人をはるかに上回る。また、ヒーローらしい行為をする者には敵味方関係なく賛辞を贈る。相棒はアクティオンゾウカブトのアクトー。巨体でカブト丸を押し潰した際には感動し、「これで次回からは私が主役!!読者の諸君こうご期待!」と発言するが、カブト丸に押し返されたアクトーに吹き飛ばされ、気絶した。
ビートルピンク
本名ランジェリー、ビートルVの紅一点で、お色気担当のちょっとSっ気のある美女。敗北した後もバレットに色仕掛けを賭けようとするも無視されて相棒共々拘束された。相棒はサンボンヅノカブトの「スリーサイズ」。
ビートルブルー
ミスターハテナと呼ばれている仮面の男だが、素顔はハゲで、とてつもなく不細工である。カエデに一目惚れし、「戦いを辞めたくば私と結婚しろ」とせがむが、素顔を見てブチ切れたカエデとコダチにボコボコにされた。相棒はギガスサイカブトの「ギガ」。
ビートルイエロー
本名ピエーロ、その名の通りピエロの姿をしていて、わざカードを口から出すなどの曲芸を披露する。コメディアンになるのが夢で、「笑点」の司会者のような発言もしていた。相棒はサタンオオカブトの「メリーゴーランド」。回転を多用した技でヤイバを苦しめたが、駆け付けたブルックスにより倒された。
ビートルブラック
本名ニト、小柄で根暗な男。「ラクに生きる」がモットーで、相棒のハスキートノコギリクワガタ「ヒッキー」と共に地中からの奇襲攻撃を仕掛ける。実力は大したことはなく、チャン・Gのスピードについていけずにあっさり敗北した。
キグルミー(7巻6話、実質番外編)
番外編に登場した遊園地オタクの太った少年で、アトラスオオカブトの「アトラック」のパートナー。
ダルク・ライト(8巻1話)
ゼノン帝国のムシマスターで、2人1組で戦う双子の兄妹。ワルージェ曰く「目覚めさせたら帝国にも危害が起きるほど危険な存在」と言われている。
ダルク(妹)はマンディブラリスフタマタクワガタの「マンディー」、ライト(兄)はギラファノコギリクワガタの「ギラ」を操る。ザックとバランをコンビネーションで苦戦させるも互いの負けまいと思う気持ちの前に押し切られ、敗北する。
シャドウ(8巻5,6話)
【王者の証編】の最後の敵。種族はヘラクレスリッキーブルーである。
かつてのゼノン帝国ナンバー2の甲虫で、エンペラーの影武者。ゼノン13世によると過去の戦争で彼とエンペラーを庇い、戦死したが、どうやって生存していたのかは不明である。
エデンシアでのムシキングの儀式に突如現れてカブト丸を押しのけ、ムシキングの力を奪った。その後はムシキングの力を存分に振るい、カブト丸達を追い詰めるが、自力でムシキングに覚醒したカブト丸の「キングトルネードスロー」を受けて敗れた。

甲虫以外のムシ

第2部にはあまり登場しない。

オオカマキリ(1巻2話)
ランスロットの守る森に突如現れた巨大な雌のカマキリ。産卵のための栄養を蓄えるべく、森のムシたちを片っ端から食い殺していた。生態系を破壊しかねない行為に激怒したランスロットが連れてきたシロを食い殺そうとするが、カブト丸と彼が同時に放ったダンガンにより鎌を破壊され、逃走した。
ミツバチ(3巻1話)
シロップ村に生息していたミツバチ。ハーディに蜂蜜とレインボーフラワーを奪い取られていたが、ブン太(後述)とカブト丸により奪還することに成功する。
天の糸つむぎ(3巻5話)
天樹内に生息していた巨大な毒蜘蛛。世界一貴重な布の原料となる「天の糸」を出すことで知られている。また、肉食のため、巨体に似合わずに速度は甲虫よりもはるかに素早い。カブト丸のトルネードスローを喰らって重傷を負い、名無しのムシマスターが連れていたクワガタムシの追撃を受けて死亡する。

  1. ^ この2話の話はシリーズのファン層拡大のために作られた月刊コロコロコミック2004年9月号から2004年10月号まで掲載された読みきり版。






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