志摩市立図書館 阿児資料館(1994-2012)

志摩市立図書館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/12 01:23 UTC 版)

阿児資料館(1994-2012)

1994年(平成6年)7月に阿児町立阿児資料館として阿児町立図書館2階に開館、2004年(平成16年)に志摩市立阿児資料館に改称した後、2012年(平成24年)に閉館した[41]。常設展をアートギャラリーで開催していた。以下の資料を保管・展示していた。所蔵資料は志摩市歴史民俗資料館へ移行した。

  • 芸術資料(絵画285点【うち、阿児町ゆかりの岩中徳次郎作品276点】)
  • 民俗資料:187点
  • 真珠資材:阿児町で真円真珠の養殖が初めて成功したことから機械道具、真円真珠、母貝、写真、関連法規等338点を保存。
  • 埋蔵文化財、諸文書

図書室

図書室の位置
志摩市歴史民俗資料館
志摩市志摩文化会館
浜島生涯学習センター
大王公民館

「志摩市立図書館の設置及び管理に関する条例」第2条第2・3項で規定されており、磯部町・志摩町・浜島町・大王町の公共施設の1室に設置している[42]。2014年(平成26年)度の4図書室全体の蔵書数は約8万3千冊、貸出冊数は約3万8千冊である[3]

条例上は4図書室はすべて同格である[42] が、運用上は2010年(平成22年)まで図書館であった磯部・志摩図書室は浜島・大王図書室とは取り扱いに差が付けられ、磯部・志摩図書室のみ三重県図書館協会の施設会員となっていたり[43]、『広報しま』でイベント情報が掲載されたりしている[37]

磯部図書室

志摩市歴史民俗資料館を参照。かつては「志摩市立磯部図書館」であった。

志摩図書室

志摩市志摩文化会館を参照。かつては「志摩市立志摩図書館」であった。

浜島図書室

浜島生涯学習センターの2階にある。を脱いで中に入る。

  • 所在地:〒517-0404 三重県志摩市浜島町浜島755
  • 休館日:月曜日、特別整理期間(2月1日 - 2月11日)、年末年始(12月28日 - 1月4日)
  • 構造:鉄筋コンクリート造2階建
  • 工費:地方債2億4000万円、一般財源1億3557万3000円

面積

  • 敷地面積:2972m2
  • 建物面積:563.04m2
  • 延床面積:992.29m2
沿革
1977年(昭和52年)1月20日に浜島町の中央公民館が竣工、2階に図書室を設置したが、直接の前身は1994年(平成6年)2月28日の浜島町立浜島生涯学習センター内に開設された図書室である。(『図書館年鑑』によると開館日は4月1日である[29]。)2002年(平成14年)4月1日からは図書館司書を配置して本格的に図書館業務を開始、2004年(平成16年)10月1日に志摩市立浜島生涯学習センター図書室となる。2010年(平成22年)4月1日には志摩市立図書館浜島図書室と改称した。

大王図書室

大王公民館(旧大王町立中央公民館)内にある。

  • 所在地:〒517-0603 三重県志摩市大王町波切3902-2
  • 蔵書数:8,420冊(平成5年3月末現在、三重県立図書館の移動文庫500冊を含む。)
  • 休館日:月曜日、特別整理期間(2月1日 - 2月11日)、年末年始(12月28日 - 1月4日)
  • 貸出冊数:1,495冊(平成3年度実績)
  • 面積:1,228.98m2[44]
沿革
1984年(昭和59年)3月に大王町立中央公民館が完成し、図書室を開設。2004年(平成16年)10月1日の志摩市発足により、大王公民館図書室と改称、さらに2010年(平成22年)4月1日には志摩市立図書館大王図書室となる。2016年(平成28年)4月15日から6月3日まで休館した[37]

周辺

近鉄志摩線鵜方駅より徒歩約20分[2]三重交通路線バス阿児アリーナバス停より徒歩約1分である[12]。駐車場は113台分ある[12]


  1. ^ a b c 阿児ライブラリーと日本庭園”. 伊勢志摩きらり千選実行グループ. 2016年8月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年8月16日閲覧。
  2. ^ a b c 立野井 2015, p. 115.
  3. ^ a b c 日本図書館協会図書館調査事業委員会 編 2016, p. 92.
  4. ^ a b c d e f g h 中村 2018, p. 1.
  5. ^ 日本図書館協会図書館調査事業委員会 編 2016, p. 93.
  6. ^ a b 志摩市 2010, p. 15.
  7. ^ a b c 立野井 2015, p. 114.
  8. ^ a b c d e 中村 2018, p. 2.
  9. ^ 利用案内”. 志摩市立図書館. 2017年2月19日閲覧。
  10. ^ 立野井(2015):114 - 115ページ
  11. ^ a b c d e f g h i j k 中村和男「電子図書館 利用進む 志摩 サービス開始半年」読売新聞2014年3月20日付朝刊、三重版35ページ
  12. ^ a b c d 県内の市町立図書館・図書室紹介/志摩市立図書館”. 三重県立図書館. 2016年12月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年12月5日閲覧。
  13. ^ 三重県総合教育センター 編 1980, pp. 1185–1186.
  14. ^ 三重県総合教育センター 編 1980, p. 1177.
  15. ^ 三重県総合教育センター 編 1980, pp. 1178.
  16. ^ a b c d e 三重県総合教育センター 編 1980, p. 1186.
  17. ^ 三重県総合教育センター 編 1981, p. 490.
  18. ^ 三重県総合教育センター 編 1981, pp. 483–484, 1012–1013.
  19. ^ 三重県総合教育センター 編 1981, pp. 486–487, 1012–1013.
  20. ^ 三重県総合教育センター 編 1981, p. 487.
  21. ^ 三重県総合教育センター 編 1981, pp. 1008, 1011.
  22. ^ a b 三重県総合教育センター 編 1981, p. 1013.
  23. ^ a b 三重県総合教育センター 編 1981, p. 1011.
  24. ^ 三重県総合教育センター 編 1982, p. 645.
  25. ^ 三重県総合教育センター 編 1982, p. 646.
  26. ^ 三重県総合教育センター 編 1982, p. 651-652.
  27. ^ a b 三重県総合教育センター 編 1982, p. 1033.
  28. ^ 清水 1996, p. 171, 352.
  29. ^ a b c 三谷 1995, p. 43.
  30. ^ a b c d 志摩市企画広報課 2004, p. 9.
  31. ^ 209.公共図書館”. 平成18年刊三重県統計書. 2017年2月6日閲覧。
  32. ^ 「志摩の3図書館の将来像を考える あす学習会」朝日新聞2007年5月11日付朝刊、三重版26ページ
  33. ^ 議会広報特別委員会 編 2007, p. 3, 10, 22, 24.
  34. ^ 209.公共図書館”. 平成24年刊三重県統計書. 2017年2月6日閲覧。
  35. ^ 渡義人・渋井玄人"電子書籍 図書館二の足 公立の導入1% 著作権が壁 「蔵書」増の動きも"朝日新聞付夕刊、名古屋版社会面9ページ
  36. ^ 伊勢新聞 (2016年3月10日). “志摩市立図書館 サミット期間の利用停止”. 47NEWS. 2019年6月15日閲覧。 “Internet Archiveによる2016年12月5日時点のアーカイブページ。”
  37. ^ a b c 志摩市市長公室 編 2016, p. 23.
  38. ^ a b 志摩市立図書館休館のお知らせ”. 志摩市立図書館. 2019年6月15日閲覧。
  39. ^ 志摩市 新年度当初予算案 一般会計252億円 災害対策に重点”. 伊勢新聞 (2019年2月27日). 2019年6月15日閲覧。
  40. ^ 志摩市 市立図書館大規模改修を計画”. 建通新聞 (2019年1月25日). 2019年6月15日閲覧。
  41. ^ 志摩市教育委員会 編 2016, p. 1.
  42. ^ a b 志摩市立図書館の設置及び管理に関する条例” (2011年12月27日). 2017年2月6日閲覧。
  43. ^ 施設会員”. 三重県図書館協会. 2017年2月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年2月6日閲覧。
  44. ^ 志摩市"第5章 教育・文化の志"(2010年11月24日閲覧。)


「志摩市立図書館」の続きの解説一覧




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「志摩市立図書館」の関連用語

志摩市立図書館のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



志摩市立図書館のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの志摩市立図書館 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS