剛Q超児イッキマン 概略

剛Q超児イッキマン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/23 22:49 UTC 版)

概略

西暦2062年、新たな形の野球「バトルボール」が誕生していた。おっちょこちょいだが熱い闘志を燃やすイッキマンこと沢村一気は、仲間とともに優勝を目指してバトルボールを戦い続ける。

放送枠移動となった前番組『キン肉マン』の荒唐無稽ぶりを継承した形で、制作前年に阪神タイガースが21年振りの優勝・初の日本一になったことによる野球人気にあやかって制作された作品。

韓国では韓国放送公社で『ホームラン王剛速球』のタイトルで放映されたが、作中の暴力シーンについて視聴者から苦情が殺到したことから放送中止に追いやられた。局側の説明では「予定の放送回数を終えたため」としている[2]

バトルボールについて

本作品で扱われる競技「バトルボール」は、野球を基礎とする格闘技ドッジボールを掛け合わせた異種球技である。ただし、次の相違点がある。

ルールでの相違点

  • 実際の野球では9人で守備を行うのに対して、同作では7人で行う(遊撃手中堅手がいない)。
  • 打撃では、バット以外にもラケットの使用や、素手やキックなど多彩な方法が認められる。実際の野球は木製バット、軟式・硬式野球は金属バット以外での打撃は禁止である。
  • 走者心臓の位置にボールをタッチするとアウト。これは1塁へ向かう走者にも適用される。そのため、進塁を狙う走者とそれを阻止する守備との間で、格闘を伴うことがある。野球でのルールはタッチアウトで、格闘技を伴う行為は守備妨害となる。

選手登録での相違点

  • テニスやアイスホッケーなど、野球以外の競技を専門とする選手もチームに加わっている。
  • ユニフォームは選手自前となっている。

キャラクター

ブループラネッツ

地球代表チーム。

沢村 一気(さわむら いっき)(イッキマン)
- 堀秀行
投手。通称イッキマン。北海道出身。超人的な身体能力を持つ少年。実は十数年前にカプセルに乗ってやって来た宇宙人。
幼なじみの桃江星子に片思いしていたが、星子が歌手デビューにより上京したために失恋、しかし星子への夢は諦め切れず、有名超人になるべくブループラネッツに入団した。
ブループラネッツのエースピッチャー。
名投手沢村栄治の子孫の設定。
天馬 宙子(てんま ちゅうこ)
声 - 渡辺菜生子
ブループラネッツのオーナーの娘。
メカニクリッヒ
声 - 野田圭一
ブループラネッツのドクター。
カトリーヌ
声 - 山本百合子
二塁手。ブループラネッツの女性選手。金髪の大柄な女性。バッティングにはラケットを使用。
孫 天空(そん てんくう)
声 - 古谷徹
三塁手。ブループラネッツの選手。小柄で身軽。デビルサターンズ戦で深手を負った。
孫悟空の子孫の設定。
ランボーマン
声 - 佐藤正治
投手・一塁。実は受刑者で、試合の時だけ刑務所から招聘されている。
シルヴェスター・スタローンがモデル[要出典]
縁側 卓二(えんがわ たくじ)
声 - 郷里大輔
投手。一気が入団するまではエースピッチャーだった。
当時の読売ジャイアンツの投手・江川卓がモデル。
ペラ・ペロー
投手。
イワノフ
捕手。ブループラネッツ一の巨漢にしてスラッガー。バッティングにはアイスホッケースティックを使用。
ロング・レッグ
一塁手。
カルイッス
一塁手。控え。
コマネチャクレ
二塁手。控え。
ジョニー・ウォークマン
ライト。イギリスの出身。
ドン・ハレンチノ
レフト。
養子田(ようしだ)監督
声 - 大竹宏
苗字のモデルは当時、阪神タイガースの監督だった吉田義男[要出典]

ブラッキーズ

ハレー彗星から地球に遠征してきたチーム。

サムソン
声 - 郷里大輔
一塁手。孤高的な宇宙代表のブラッキーズの強打者。心臓の発作に苦しむ。
イッキマンの生き別れの兄。デビルサンダーズ戦で途中からブループラネッツの一員となった。
サタノワール
声 - 柴田秀勝
チームのオーナー。
デネボラ
捕手。
タックール
一塁手。
アルテリフ
一塁手。
ルーズ
二塁手。
マッケンゾー
二塁手。
ラサラス
三塁手。
アルギエバ
レフト。
レオニス
ライト。

その他

桃江 星子(ももえ せいこ)
声 - 秋本理央
沢村一気の幼なじみ。人気アイドル歌手。
名前のモデルは山口百恵松田聖子
ソフィー
声 - 柴田由美子
ドアクスキー
声 - 戸谷公次

スタッフ


  1. ^ 11月30日から12月28日までは第20話から第24話まで傑作選として再放送。
  2. ^ 読売新聞夕刊 1993年9月29日 21頁「韓国市場制圧する日本アニメ 表現へのクレームや規制の動き」
  3. ^ 8月24日24時間テレビ「愛は地球を救う」放送のため休止。
  4. ^ 「テレビ局ネットワーク」『アニメディア』1986年9月号、学研、81 - 83頁。 
  5. ^ 「全国縦断放映リスト」『アニメージュ』1987年2月号、徳間書店、131頁。 
  6. ^ 「テレビ局ネットワーク」『アニメディア』1988年3月号、学研、94頁。 






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