マミジロアジサシ マミジロアジサシの概要

マミジロアジサシ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/05 06:59 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
マミジロアジサシ
マミジロアジサシ Sterna anaethetus
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: チドリ目 Charadriiformes
亜目 : カモメ亜目 Lari
: カモメ科 Laridae
: アジサシ属 Sterna
: マミジロアジサシ
S. anaethetus
学名
Sterna anaethetus
Scopoli, 1786
和名
マミジロアジサシ
英名
Bridled tern
Onychoprion anaethetus

分布

太平洋インド洋大西洋熱帯及び亜熱帯の島々、オーストラリア北部で繁殖する。非繁殖期は周辺海域に広く分布する。

日本では基亜種が夏季に宮古列島宮古島)や八重山列島石垣島仲の神島)に繁殖のため飛来する(夏鳥)。本種の繁殖地としては北限にあたる。その他の地域ではまれに飛来する迷鳥で、これまでに北海道本州硫黄列島で記録されたことがある。

形態

全長30-38cm。翼開長は76-81cm。頭頂部から後頭部、および通眼線は黒、胴体の背面は灰褐色、喉から顔、胸、腹面は白い羽毛で覆われる。額および眼上部にある眉状の斑紋(眉斑)は白く、和名の由来になっている。雌雄同色である。

嘴や後肢の色彩は黒い。

亜種

7亜種に分けられるとされる。

  • Sterna anaethetus anaethetus Scopoli, 1786 マミジロアジサシ - 等

生態

熱帯や亜熱帯域の海洋(外洋を除く)に生息する。冬季は単独もしくは小規模な群れを形成して生活する。

食性は動物食で、魚類甲殻類を食べる。主に海面近くを飛翔し嘴で獲物をつまみとったり、飛翔しながら空中で静止(ホバリング)し空中から急降下し獲物を捕食する。

繁殖形態は卵生。集団繁殖地(コロニー)を形成する。セーシェルでは7ヶ月間隔で繁殖する。日本では5-6月に海辺の岩礁や草地に、1回に1個の卵を産む。雌雄交代で抱卵し、抱卵期間は28-30日。雛は生後55-63日で飛翔できるようになり、さらに35日後に独立する。

「クラー」「クー」と鳴く。

関連項目




「マミジロアジサシ」の続きの解説一覧




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「マミジロアジサシ」の関連用語

マミジロアジサシのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



マミジロアジサシのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのマミジロアジサシ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS