シール・アブー・ヌアイル島とは? わかりやすく解説

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シール・アブー・ヌアイル島

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/15 06:16 UTC 版)

シール・アブー・ヌアイル島
現地名:
صِيْر أَبُو نُعَيْر (Ṣīr Abū Nuʿayr)
シール・アブー・ヌアイル島の衛星写真
シール・アブー・ヌアイル島
シール・アブー・ヌアイル島の位置
地理
場所 ペルシャ湾
座標 北緯25度13分54秒 東経54度13分20秒 / 北緯25.23167度 東経54.22222度 / 25.23167; 54.22222座標: 北緯25度13分54秒 東経54度13分20秒 / 北緯25.23167度 東経54.22222度 / 25.23167; 54.22222
面積 13 km2 (5.0 sq mi)
長さ 4.25 km (2.641 mi)
4 km (2.5 mi)
最高標高 81 m (266 ft)
行政
UAE
首長国 シャールジャ首長国
登録名 Sir Bu Nair Island Protected Area
登録日 2013年12月2日
登録コード 2191[1]
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シール・アブー・ヌアイル島 (アラビア語: صِيْر أَبُو نُعَيْر‎ (Ṣīr Abū Nuʿayr)) は、アラブ首長国連邦シャールジャ首長国に属するペルシャ湾の島である。

地理

連邦の首都アブダビから北へ80km、シャールジャから西へ112kmに位置し、直径が4km、南東端で約1kmの尖部を持つ滴のような形状をしている[2]。島の南東には小さな港と飛行場がある。島は新原生代後期からカンブリア紀初期にかけて形成された蒸発岩からなるホルムズ累層英語版の貫入によって形成されている。蒸発岩の岩塩層が浮力により徐々に上方の地層へ貫入し、島の表面へ向けて岩塩ドームを形成した。島の表面はこれらの蒸発岩の他、火成岩珪質砂岩によって構成されている[3]

自然

ペルシャ湾全体で最も重要なタイマイの営巣地の1つであり、ベンガルアジサシオオアジサシアカハシネッタイチョウペルシャウ英語版などの海鳥の繁殖が観察されている[4]。一方でススケカモメ英語版マミジロアジサシについては野生化したネコ捕食の脅威に晒されている[4]。海域ではレッドリストに登録されている7種類のサンゴを含む40種類のサンゴと76種類のサンゴ礁の魚が記録されている[1]。島はシャールジャ環境保護地域局(EPAA)により環境保護地域に指定されており、2012年にはユネスコ世界遺産の暫定リストに[4]、2013年には国際的に重要な湿地を保全するラムサール条約に登録された[1]

脚注

  1. ^ a b c Sir Bu Nair Island Protected Area”. Ramsar Sites Information Service. 2019年8月22日閲覧。
  2. ^ Wildlife paradise on Sir Bu Nair island | The National”. Thenational.ae (2011年5月23日). 2019年8月22日閲覧。
  3. ^ Thomas R.; Ellison R.A.; Goodenough K.M.; Roberts N.; Allen P. (2015). “Salt domes of the UAE and Oman: Probing eastern Arabia”. Precambrian Research.. http://nora.nerc.ac.uk/id/eprint/508778/1/Final_resubmission_Oct14_forNORA.pdf 2019年8月22日閲覧。. 
  4. ^ a b c UNESCO World Heritage Centre (2012年1月30日). “Sir Bu Nair Island - UNESCO World Heritage Centre”. Whc.unesco.org. 2019年8月22日閲覧。



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