チャージ730! チャージ730!の概要

チャージ730!

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/31 09:46 UTC 版)

チャージ730!

モーニングチャージ!

MORNING CHARGE
ジャンル 帯番組 / 情報番組(2016年11月4日まで)→報道番組・経済報道番組(2016年11月7日から)
監修 村上和彦
出演者 大橋未歩
林克征
ほか
オープニング DEPAPEPE「Charge & Go.」
エンディング 同上
製作
製作総指揮 大信田雅二
プロデューサー 工藤仁巳
制作 テレビ東京
放送
放送国・地域 日本
番組Webサイト
チャージ730!(レギュラー放送)
放送期間2015年4月1日 - 2016年4月1日
放送時間 - 金曜日 7:30 - 8:15
放送分45分
回数253
モーニングチャージ!→MORNING CHARGE
放送期間2016年4月4日 - 2017年3月31日
放送時間月 - 金曜日 6:40 - 7:05
放送分25分
チャージ730!(パイロット版)
放送期間2015年3月6日
放送時間金曜 7:30 - 8:15
放送分45分
回数1

特記事項:
2015年9月から10月までダイジェスト番組「大橋未歩のチャージ!」を放送(テレビ東京のみ)土曜日:7:00-7:30
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概要

テレビ東京では2015年3月まで、他局が生放送による情報番組を編成している平日朝の7 - 8時台で、主に学童向けの収録番組や再放送番組を編成してきた[1]。しかし、同年4月改編で上記の方針を刷新。「テレビ東京の報道局が初めて手掛ける本格的な朝の情報番組」として、『チャージ730!』の生放送を開始した[2]

メインキャスターには、テレビ東京アナウンサー(当時)の大橋未歩を起用。2013年1月脳梗塞を発症した大橋が帯番組にレギュラーで出演するのは、同年9月3日の復職後初めてであった[3][4]

『チャージ730!』時代

テレビ東京での放送枠を、毎週月曜日から金曜日の7:30 - 8:15(JST)に設定。7:58までの時間帯をネットセールス枠に充てたため、同局以外のネット局は、事実上7:58で放送を終了した。なお、テレビ東京では『チャージ730!』の開始を機に、2015年3月29日(金曜日)までネットセールス枠として編成していた平日午後の『L4 YOUプラス!』をローカルセールス枠に変更した。

日本テレビプロデューサーで、裏番組の『スッキリ!!』などを手掛けた村上和彦が監修・ブレーンとして参加[5]。前半では、1つの項目を15秒から30秒までの間にまとめたうえで、放送当日の新聞に掲載された主な記事や気象情報などを伝えていた。後半では、ニュース・新製品情報等を伝えるとともに、週末向けの情報やアンケート企画などを放送していた[2]

番組プロデューサーの工藤仁巳によると、平日朝に各局で放送する情報番組は7時半を過ぎるとエンタメ、バラエティ色が強くなり、NHK7時のニュースを見逃すと意外とニュースが確認できないと指摘した上で、ニュースもエンタメも必要な情報をコンパクトに、目で見ても、耳だけで聞いてもしっかり頭に残るように工夫するとしている。

ビデオリサーチ関東地区で実施している視聴率調査では、『チャージ730!』を開始するまでの当該時間帯におけるテレビ東京の関東地区・世帯平均視聴率が1%(以下略)を切っていた。そのため、『チャージ730!』では、目標の視聴率を3%台に設定[4]。「7:30になったらテレビ東京にチャンネルを合わせる」という視聴習慣を定着させるべく、放送開始時間を表す「730」を番組タイトルに入れた[2]ほか、「テレビ東京が本気で朝(の視聴率)を取りに行きます」というキャッチフレーズを番組のPRに用いていた。しかし、レギュラー放送は視聴率0.4%でスタート[6]。以降も、『スッキリ!!』をはじめ、他局の先行番組の牙城を崩すまでには至らなかった[7]

なお、番組開始から2015年9月25日(金曜日)放送分までは、女性のアイドル声優フリーアナウンサーから1名が「チャージガール」として日替わりでレギュラー出演。天気予報や、後半のコーナーの進行を担当していた。翌週(同月28日)からは、「チャージガール」を全員卒業する代わりに、女性の気象予報士が天気予報を担当する体制へ移行。また、コメンテーターの担当曜日を固定した(後述)。

『モーニングチャージ!』への変更後

2016年4月4日(月曜日)からは、放送枠を毎週月曜日 - 金曜日の6:40 - 7:05に繰り上げたうえで、『モーニングチャージ!』と改題[7]。テレビ東京以外のネット局も、全編フルネットへ移行した。また、『チャージ730!』終了時点でのレギュラー出演者を続投させる一方で、番組のコンセプトを「テレビ東京だからこそお伝えできる『得する身近な経済情報番組』」に変更した。

テレビ東京の高野学編成部長は、放送枠を繰り上げた理由について、「『チャージ730!』では、他局がずっと放送している番組への視聴習慣は強く、なかなか視聴者を獲得できなかった。ただし、(平日早朝の生放送による本格的な情報番組の制作を)あきらめたのではない。(経済ニュース中心の内容で一定の視聴者層を築いている)『ニュースモーニングサテライト』と直結させることが、視聴者層の拡大や、新たな視聴者獲得への最善策ではないかと考えた」と語っている[7]

なお、『730!』の時代から、番組の最後には、両手でグッドポーズを作ったものを顔のほうに向けて「今日も一日、頑張っチャージ!」と出演者全員で言うのがお約束になっていた。『モーニングチャージ!』に改題して以降は『おはスタ』とステブレレスで繋がる関係で、時折『おはスタ』の出演者がこのポーズを再び行ってからオープニングに入ったことがある(逆に当番組でも出演者が『おはスタ』の挨拶ポーズである「おーはー!」と言ってから終了することが時折あった)が、このポーズやコールも2016年11月4日をもって廃止された(但しTwitterの公式アカウント上で配信される「裏モーニングチャージ」では引き続きこのポーズとコールを使用)最終回では、「頑張っチャージ!」ポーズを行った。

『MORNING CHARGE』への変更、経済ニュース番組へ

2016年11月7日にテレビ東京が住友不動産六本木グランドタワーに新本社を移転したタイミングで、「6:40ビジネスニュース起動」を合言葉に本番組を「経済ニュース番組」に転換させ、タイトルロゴを『モーニングチャージ!』と表記していたのを英文字表記の『MORNING CHARGE』に刷新した[8](但しEPG及び番組表は引き続き『モーニングチャージ!』を使用)。これにより、同日から開始した『ゆうがたサテライト』と合わせ、昼の『Mプラス 11[9]を除く平日のテレビ東京のニュース番組(モーサテ・本番組・ゆうがたサテライト・WBS)は経済ニュース番組になった。これに伴い、『モーニングチャージ!』時代のコメンテーター陣は前週の2016年11月4日で全員卒業となった。

2017年3月をもって放送終了し4月からは『ニュースモーニングサテライト』に統合、当番組の一部出演者とスタッフは夕方の『よじごじDays』を担当する。

終了後の2022年4月より、報道番組に近いニュース解説番組「秒でNEWS180」が、「チャージ730!」と同じ平日朝7:30にスタートしている。

出演者

MORNING CHARGE

メインキャスター
サブキャスター
リポーター

モーニングチャージ!

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
メインキャスター
大橋未歩
サブキャスター
林克征
コメンテーター
高田延彦 光浦靖子 水道橋博士 テリー伊藤 天野ひろゆき

チャージ730!

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
メインキャスター
大橋未歩
サブキャスター
林克征
コメンテーター
高田延彦 光浦靖子 水道橋博士 テリー伊藤 天野ひろゆき
チャージ!ガール(お天気キャスター)
森咲樹 豊崎愛生 根岸愛 和田彩花 松本あゆ美

注釈

  1. ^ a b 編成上の放送時間。実際にはテレビ大阪と同時刻の7:58飛び降り。

出典

  1. ^ 朝ナマ番組バトル初参戦!テレ東が大橋未歩アナに悩殺特命”. 東スポWeb. 東京スポーツ新聞社 (2015年2月18日). 2015年10月21日閲覧。
  2. ^ a b c “大橋未歩アナ、テレ東・朝の顔に 情報番組『チャージ730!』スタート”. ORICON STYLE. (2015年3月2日). https://www.oricon.co.jp/news/2049364/full/ 2015年3月3日閲覧。 
  3. ^ “テレ東・大橋未歩アナ 脳梗塞から復帰後初の帯番組MCに”. スポーツニッポン. (2015年3月2日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2015/03/02/kiji/K20150302009903830.html 2015年3月3日閲覧。 
  4. ^ a b “テレ東朝の情報番組初参戦 大橋アナがメーン司会”. 日刊スポーツ. (2015年3月3日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/1441467.html 2015年3月3日閲覧。 
  5. ^ 村上和彦によるツイート(2015年3月2日)
  6. ^ 4月改編視聴率レース、早くも明暗 盤石「ミヤネ屋」にも死角!? まさかの大苦戦組も… (1/2ページ)”. ZAKZAK. 株式会社産経デジタル (2015年4月8日). 2015年10月1日閲覧。
  7. ^ a b c テレ東『チャージ』出直し図る 朝の激戦区から一歩後退も「あきらめない」 ORICON STYLE 2016年3月2日発行、同日閲覧。
  8. ^ 朝から夜まで経済ニュース(テレビ東京公式サイト)”. 2016年11月7日閲覧。
  9. ^ なお、2019年1月から『昼サテ』と改題している。
  10. ^ “DEPAPEPE、新番組「チャージ730!」のテーマ曲「Charge & Go.」を書き下ろし”. Musicman-NET. (2015年3月4日). https://web.archive.org/web/20150402123027/http://www.musicman-net.com/artist/45028.html 2015年3月5日閲覧。 


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