喪とは? わかりやすく解説

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そう【喪】

読み方:そう

常用漢字] [音]ソウサウ)(呉)(漢) [訓] うしなう

[一]ソウ

死者弔う儀礼。「喪家(そうか)・喪礼国喪

なくす。失う。「喪失阻喪

[二]〈も〉「喪主喪中喪服服喪


そう〔サウ〕【喪】

読み方:そう

「も(喪)」に同じ。

「親の—にあひて侍りける法師のもとに」〈拾遺・雑秋・詞書


も【喪】

読み方:も

人の死後、その近親の者が、一定の期間、外出社交的な行動避けて身を慎むこと。親疎により日数長短がある。「—に服する」「—が明ける」

わざわい凶事災難

「平らけく安くもあらむを事も無く無くもあらむを」〈万・八九七〉


も - タクシー業界のことば

行政処分受けた後、増車など事業計画変更できない期間。喪の期間を現す服喪期間」は専門紙見出しにも使われる喪中タクシー経営者は喪が明けるのを一日千秋思いで待つ。ただし年賀状出してもいいらしい。

読み方:モ(mo

(1)人の死後、その親族一定期間屋内で身を慎むこと。
(2)わざわい凶事


喪 【も】

元は「死者哀哭あいこく)する」意で「そう」と読んだここから死者哀悼する礼」である「喪礼そうれい)」、「人をうしなう」こと、「死を悲しむ」などの意味使われた。現在は「喪(も)」は死者悲しみこもる「喪中」と同義使われ「喪(も)に服す」などと使用。英語のグリーフワークを「喪(も)の作業」と訳し、「死別を悲しむ作業」という意味を付与することもある。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/19 14:57 UTC 版)

(も、英語mourning)とは、身近な者や心を寄せる者、尊ぶべき者等[注釈 1]を受けて、それを悲しむ者が一定期間中を過ごすことになる、日常生活とは異なる儀礼禁忌状態であり、人間社会においておよそ普遍的な現象である。親族を亡くしたときに遺族が身を置く場合が最も一般的である。


注釈

  1. ^ 親族である場合を基本とするが、崇敬する人物なども対象となる。また、権力者らによって強制される場合も少なくない。さらには、基本的に対象は人間であるが、必ずしもその限りではない。

出典

  1. ^ a b c ひろさちや、山下龍二『ひろさちやが聞く論語(世界の聖典)』鈴木出版、1993年、57頁
  2. ^ 市川智康『いざというとき役に立つ仏教質問箱』水書坊、1990年、33頁
  3. ^ 装いの「喪服」とは同字同音異義
  4. ^ 喪中期間の過ごし方について、行事別に注意点を解説します! - (株)終活ねっと 2020年12月10日
  5. ^ 橋本義彦『藤原頼長』(新装版)吉川弘文館〈人物叢書〉、1988年2月。ISBN 978-4-642-05109-5 
  6. ^ 『諸祭式要綱』神社本庁編集神社新報社発行平成8年5月20日全232頁中232頁
  7. ^ a b 峰崎山『目からウロコ「知らないと損する台湾観光・ビジネス」裏事情』イーフェニックス、2011年、135頁
  8. ^ a b c 檜垣巧. “イタリアの葬祭事情”. 密教文化(1991年) 175: 33-58. 
  9. ^ 喪中にクリスマスカードは非常識?”. 仏事のQ&A. メモリアルアートの大野屋. 2024年1月8日閲覧。
  10. ^ 喪中・忌中でのクリスマスカードやプレゼント、クリスマスツリーは問題ない?”. 花葬儀. 株式会社リベント (2022年12月11日). 2024年1月8日閲覧。
  11. ^ 信長洋輔 (2023年9月25日). “喪中と忌中の違いとは?宗教による考え方の違いや慶事の注意点を解説!”. 小さなお葬式のコラム. 小さなお葬式. 2024年1月8日閲覧。
  12. ^ 武藤弘樹 (2024年1月6日). “【能登半島地震】なぜテレビの災害報道はすぐ通常番組に戻ったのか?変わる日本人の「自粛観」”. ダイヤモンド・オンライン. p. 2. 2024年1月8日閲覧。
  13. ^ a b c d e f g 宗教・信仰と職場”. 國學院大學. 2021年2月14日閲覧。


「喪」の続きの解説一覧

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/31 14:39 UTC 版)

リチャード・モントゴメリー」の記事における「喪」の解説

スカイラーワシントンモントゴメリー戦死知らせ聞いて落胆したスカイラーモントゴメリー無くしてはカナダにおける勝利不可能だった思った大陸会議ワシントン宛てて「私の愛すべき友人勇敢なモントゴメリーはもはや居ない勇敢なアーノルド負傷しケベック攻撃失敗して大きな痛手を蒙った。不幸がここで終わるよう神に祈るばかりだ」と書き送ったワシントンスカイラー宛てて、「この紳士死にあたり、アメリカ大きな損失受けた。彼はアメリカ権利に対してしっかりとした友人であることを自ら認め、最も基本的な貢献を果たす能力認めていたからである。」と書いた。大陸会議モントゴメリー戦死にあたりできるだけその損失静かに受け止めることで応えた。その知らせ軍隊市民士気下げさせることを恐れたからだった。 1776年1月25日大陸会議モントゴメリー記念する記念碑の建立承認した国を挙げて記念行事計画され2月19日実行された。植民地全体モントゴメリー英雄みなされパトリオットはその市を戦争遂行のための促進材料として使おうとした。モントゴメリーの名前は文学作品の中で使われることが多い。中でもトマス・ペインが有名である。 モントゴメリーの死ははイギリスでも悼まれた。ホイッグ党はその死をイギリスアメリカ植民地政策破綻を示す材料使おうとした。首相フレデリック・ノースモントゴメリー軍事能力認めたが、「私はモントゴメリーの死を公の損失として悲しむ仲間には加われない。彼の美徳呪いあれ!彼らはその国を破滅させた。彼は勇敢だった有能だった人間性があった、寛大だった、しかし彼は勇敢で有能人道的寛大な反逆者に過ぎない」と語ったロンドン新聞モントゴメリー敬意払った。「イブニング・ポスト」紙は3月12日の版を喪の記しとして黒枠飾った

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「喪」を含む「リチャード・モントゴメリー」の記事については、「リチャード・モントゴメリー」の概要を参照ください。


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/29 10:10 UTC 版)

悲しみ」の記事における「喪」の解説

親類亡くした際、葬式の後に「喪に服す」期間があるのが一般的であるが、これは悲しみ克服するための期間であり、フロイトこの期間で己がなすべきことを「悲哀仕事」と名づけている。 悲しみ克服する期間が十分に与えられない場合人間抑圧態となり、うつ病引きこもり不感症多幸症などといった症状あらわれたり、それらが引き金となり、悲しみ忘れようとして他の物事熱中し過労になったりする等、悲しみという感情時に怒り憎しみ以上に感情や行動に狂い生じさせてしまう事がある

※この「喪」の解説は、「悲しみ」の解説の一部です。
「喪」を含む「悲しみ」の記事については、「悲しみ」の概要を参照ください。

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出典:『Wiktionary』 (2021/09/19 11:18 UTC 版)

発音(?)


名詞

  1. 親しい人の死後一定の期間、行い慎み死者弔うこと。
  2. )(ソウ):(人・もの)を失くす亡くす。失う。

関連語

  • (も)

熟語

  • (も)

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「喪」の例文・使い方・用例・文例

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