denote
別表記:ディノート
「denote」とは、意味する・示すことを意味する英語表現である。
「denote」は、「AはBを表す」のような数式の説明として多用される単語である。例えば「A denotes a set of parameters determined by the machine learning method.(Aは機械学習によって決定されたパラメータの集合を表す)」のように表現する。また数学では例外的に人物を主語として、「We denote」「Let us denote」のような使い方がある。
「we denote」とは、「(我々は)表記する」を意味する表現である。本来「denote」は生物を主語に取らないが、数学分野では「We denote the set of natural numbers by N.(自然数の集合をNと表記する)」のように慣習的に使われている。これは「N denotes the set of natural numbers.(Nは自然数の集合を表す)」を言い換えた文章である。
「let denote」とは、「ここで~と仮定する」「~と定義する」などを意味する表現である。数学などの前提条件を提示する際に「Let X denote the random variable that gives the sum of the faces that fall uppermost when two fair dice are rolled.(2個の公平なサイコロを振ったとき、上になる面の合計を与える確率変数をXとする)」のように使用する。
「意味する」という使い方では、「An imbalance in the minutes devoted to each side does not denote bias.(両者の時間が不均衡だからといって、偏りがあるわけではない)」のように用いられる。
「~とする」という言い方では、「Full-time employment status was ascertained by asking respondents how many hours they worked each week, with 35 or more hours denoting full-time.(フルタイムの雇用形態は、週に何時間働いているかを尋ねることで把握し、35時間以上であればフルタイムとした)」のように表現する。
数学分野では、以下のような表現がある。「In the above equations, the subscript denotes differentiation.(上記の式において、添え字は微分を表す)」「We denote the correction of the series "cyclical adjustment".(この補正を"循環的調整"と呼ぶ)」
「denote」とは、意味する・示すことを意味する英語表現である。
「denote」とは・「denote」の意味
「denote」とは、主に「意味する」「表す」「告げる」「示す」「表示する」「印である」などを意味する英語表現。品詞は動詞であり、派生語には形容詞「denotive(はっきりと表す)」がある。「denote」は、後に目的語を伴う他動詞であるが、「(主語)が(目的語)を表す」の形式で無生物が主語となる。「彼は~を示す」のように人の動作としては使われない。数学における「denote」の使い方
「denote」は、「AはBを表す」のような数式の説明として多用される単語である。例えば「A denotes a set of parameters determined by the machine learning method.(Aは機械学習によって決定されたパラメータの集合を表す)」のように表現する。また数学では例外的に人物を主語として、「We denote」「Let us denote」のような使い方がある。
「denote」の語源・由来
「denote」の類語は、フランス語の「dénoter」、ラテン語の「denotare(示す、特徴づける)」であり、「他と区別する」「印で識別する」といった意味があった。要素としては「de(完全に)」「notare(注意する、書き留める)」で構成されている。「denote」と「indicate」の違い
「denote」と「indicate」は、どちらも「表す」「示す」などを意味する英単語である。「denote」を使うときは何かの定義を示すために、専門的・言語学的な表現になるという特徴がある。一方で「indicate」は一般的な単語であり、さらに、ただ「示す」よりも進んで「指摘する」という意味にも使われる。「indicate」は、例えば「The arrow pointing left indicates we must take a left turn here.(左向きの矢印は、ここで左折しなければならないことを示している)」のような使い方がある。「denote」の類語
「denote(示す)」の類語には、「stand for(表す)」「represent(象徴する)」「express(表現する)」などがある。「注解する」という意味での類語には、「signify(表す)」「betoken(知らせである)」などが挙げられる。「denote」を含む英熟語・英語表現
「we denote」とは
「we denote」とは、「(我々は)表記する」を意味する表現である。本来「denote」は生物を主語に取らないが、数学分野では「We denote the set of natural numbers by N.(自然数の集合をNと表記する)」のように慣習的に使われている。これは「N denotes the set of natural numbers.(Nは自然数の集合を表す)」を言い換えた文章である。
「let denote」とは
「let denote」とは、「ここで~と仮定する」「~と定義する」などを意味する表現である。数学などの前提条件を提示する際に「Let X denote the random variable that gives the sum of the faces that fall uppermost when two fair dice are rolled.(2個の公平なサイコロを振ったとき、上になる面の合計を与える確率変数をXとする)」のように使用する。
「denote」の覚え方
「denote」は「表示する」「印である」などを意味する表現である。紙に書く行為であることから、連絡帳や伝言ノートのようなものを想像し、「表示や印の書き留めで(デ)ノートを使う」とイメージすると覚えやすい。「denote」の活用形
動詞「denote」の活用形は、三人称単数現在形が「denotes」、過去形・過去分詞が「denoted」、現在分詞が「denoting」となる。「denote」の使い方・例文
「表す」という意味では、「The number next to each point denotes the total number of oocytes and experiments.(各ポイントの横の数字は、卵子と実験の合計数を表す)」「Coloured bands denote seniority. Red is for High Court judge, gold for Court of Appeal judges and heads of High Court divisions.(色のついた帯は年功を表す。赤は高等裁判所判事、金色は控訴裁判所判事と高等裁判所部室長である)」「It began to be used to denote incorrect Asian English in the 1980s.(1980年代から、間違ったアジア英語を表す言葉として使われ始めた)」のように用いる。「意味する」という使い方では、「An imbalance in the minutes devoted to each side does not denote bias.(両者の時間が不均衡だからといって、偏りがあるわけではない)」のように用いられる。
「~とする」という言い方では、「Full-time employment status was ascertained by asking respondents how many hours they worked each week, with 35 or more hours denoting full-time.(フルタイムの雇用形態は、週に何時間働いているかを尋ねることで把握し、35時間以上であればフルタイムとした)」のように表現する。
数学分野では、以下のような表現がある。「In the above equations, the subscript denotes differentiation.(上記の式において、添え字は微分を表す)」「We denote the correction of the series "cyclical adjustment".(この補正を"循環的調整"と呼ぶ)」
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