国鉄485系電車
483系
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 11:57 UTC 版)
1965年10月ダイヤ改正で東北本線盛岡電化完成に伴いキハ80系で運転されていた盛岡特急「やまびこ」仙台特急「ひばり」電車化用として、1965年 - 1966年の新製後に仙台運転所(現・仙台車両センター)へ集中配置された電動車を交流50 Hz用対応のモハ483・482形とした計52両のグループである。 クハ481形 (19 - 28) 481系と編成組成する1 - 18からの変更点は、スカートが50 Hz対応を示すクリーム色とされた。1982年の東北新幹線開業による運用減により、以下の転配が行われた。19・20・22・24:南福岡電車区(現・南福岡車両区)へ転出。その後の検査等で小倉工場へ入場時に赤ストライプを省略。1985年以降に「ひたち」充当用とし仙台ならびに勝田電車区(現・勝田車両センター)へ再転出し、郡山工場で検査時に赤ストライプを復元。 21・23・27・28:向日町運転所へ転出。1986年に上沼垂へ再転出 25・26:仙台運転所残存で引き続き「ひたち」運用に充当。1985年に運用移管で勝田電車区へ転出。 このため分割民営化時には全車JR東日本に承継。2000年までに訓練車編成に組成された24・26を除き廃車されたが、この2両も2007年までに廃車。 26はボンネット外気取入グリルが2箇所の変則車である。 モハ483形・モハ482形 (1 - 15) モハ481・480形との大きな差異は搭載する主変圧器で、基本構造は共通する。1982年に8から老朽廃車が開始されたが、12 - 15は1985年に仙台運転所から勝田電車区へ転出。JR東日本に承継され1990年に廃車された。 サロ481形 (19 - 25) 本グループは1968年の編成変更により全車クロ481形50番台へ改造された。 サシ481形 (10 - 14) 向日町に配置された1 - 9と併せて本グループまで全車近畿車輛が製造。新製配置された仙台運転所から転属することなく1981年 - 1984年に廃車となった。 クハ481-19 - 28製造メーカー別分類新製時形態新製配置予算製造年次日本車輌近畿車輛スカートひげスリットクリーム 有 横 仙台 39年第4次債務 1965 19・20 21 - 26 39年第5次債務 1967 27・28 モハ483+482形製造メーカー別分類新製配置予算製造年次日本車輌汽車会社日立製作所仙台 39年第4次債務 1965 1 - 4 5 - 8 39年第5次債務 9・10 11 - 13 40年第2次民有車両 1966 14・15 サロ481-19 - 25製造メーカー別分類新製配置予算製造年次汽車会社仙台 39年第4次債務 1965 19 - 22 39年第5次債務 23 - 25 サシ481-10 - 14製造メーカー別分類新製配置予算製造年次近畿車輛仙台 39年第1次民有車両 1965 10 - 13 39年第4次債務 14
※この「483系」の解説は、「国鉄485系電車」の解説の一部です。
「483系」を含む「国鉄485系電車」の記事については、「国鉄485系電車」の概要を参照ください。
- 483系のページへのリンク