2価とは? わかりやすく解説

2価

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/10/24 07:55 UTC 版)

化学において2価(英語:divalentあるいはbivalent[1]とは、元素イオン官能基分子原子価が2であることを意味する。原子価は原子から出ている共有結合極性共有結合イオン結合などの化学結合の数を表している。


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2価

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 09:02 UTC 版)

亜鉛」の記事における「2価」の解説

亜鉛は、貴ガス元素を除く全ての非金属元素および半金属元素との間で二元化合物形成することが知られている。酸化亜鉛難溶白色粉末であるが、両性酸化物であり酸にも塩基にも溶解する。他の第16族元素との化合物硫化亜鉛セレン化亜鉛テルル化亜鉛英語版))は電子材料光学材料用いられる第15族元素との化合物窒化亜鉛リン化亜鉛、ヒ化亜鉛英語版)、アンチモン亜鉛英語版))や水素化物水素化亜鉛英語版))、炭化物炭化亜鉛)なども知られている。フッ化亜鉛イオン性が強く融点(872度)であるが、他のハロゲン化亜鉛塩化亜鉛臭化亜鉛ヨウ化亜鉛)は共有結合性がより強いた比較的低融点を示す。 2価の水和イオン Zn2+(aq) は無色であり、多少加水分解して弱酸性示し、その酸解離定数pKa = 9.0である。Zn2+を含んだ溶液弱塩基性にすると、水酸化亜鉛白色沈殿生成する。より塩基性強くなると、この水酸化物亜鉛イオン([Zn(OH)4]2−)として再び溶解する亜鉛オキソ酸イオンとも化合物形成し、それらの例として硝酸亜鉛硫酸亜鉛リン酸亜鉛モリブデン酸亜鉛亜ヒ酸亜鉛ヒ酸亜鉛などがある。黄色呈するクロム酸亜鉛は、無色であることが多い2価の亜鉛化合物の中で数少ない有色化合物である。最も単純な亜鉛有機酸塩一例として酢酸亜鉛がある。 亜鉛-炭素結合を持つ有機亜鉛化合物として、合成化学において試薬として用いられるジエチル亜鉛がある。ジエチル亜鉛1848年報告され初めての有機亜鉛化合物であり、亜鉛ヨウ化エチル反応によって合成される。それはまた金属-炭素間にσ結合有する化合物としても初のものであった

※この「2価」の解説は、「亜鉛」の解説の一部です。
「2価」を含む「亜鉛」の記事については、「亜鉛」の概要を参照ください。

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