水の硬度
水質を表わす指標のひとつで、水に含まれているカルシウムとマグネシウムの総量を言います。 硬度=(カルシウム量×2.5)+(マグネシウム量×4)の式で計算できます。 例えば、カルシウム量9.7ミリグラム/l、マグネシウム量1.4ミリグラム/リットルの水の場合は (9.7ミリグラム/リットル×2.5)+(1.4ミリグラム/リットル×4)=29.9ミリグラム/リットル となります。硬度は季節によって微妙に変動しますので、この水の硬度は、およそ30ミリグラム/リットル前後と考えられるでしょう。 また、硬度によって大きくは「硬水」と「軟水」に分けられます。WHO飲料水質ガイドラインに基づく分類は次の四つ。日本の水のほとんどは「中程度の軟水」か「軟水」、つまりやわらかい水です。 軟水(硬度0〜60ミリグラム/リットル) 中程度の軟水(硬度60〜120ミリグラム/リットル) 硬水(硬度120〜180ミリグラム/リットル) 非常な硬水(硬度180ミリグラム/リットル以上) 日本では、厚生労働省が提示した「おいしい水の要件」で10〜100ミリグラム/リットルの水がおいしいとされています。 |
水の硬度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/10/24 07:55 UTC 版)
詳細は「硬度 (水)」を参照 2価の陽イオンであるCa2+やMg2+によって水の硬度が大きくなると、水垢ができやすくなるなどの影響が出る。
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