1991 Brazilian Grand Prixとは? わかりやすく解説

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1991年ブラジルグランプリ

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/21 02:25 UTC 版)

 1991年ブラジルグランプリ
レース詳細
日程 1991年シーズン第2戦
決勝開催日 1991年3月24日
開催地 インテルラゴス・サーキット
ブラジル サンパウロ
コース長 4.325km
レース距離 71周(307.075km)
決勝日天候 曇りのち雨(ドライ)
ポールポジション
ドライバー
タイム 1'16.392
ファステストラップ
ドライバー ナイジェル・マンセル
タイム 1'20.436(Lap 35)
決勝順位
優勝
2位
3位

1991年ブラジルグランプリ(1991 Brazilian Grand Prix)は、1991年F1世界選手権の第2戦として、1991年3月24日にインテルラゴス・サーキットで開催された。

予選

結果

順位 No ドライバー チーム タイム
1 1 アイルトン・セナ マクラーレンホンダ 1'16.392
2 6 リカルド・パトレーゼ ウィリアムズルノー 1'16.775 +0.383
3 5 ナイジェル・マンセル ウィリアムズルノー 1'16.843 +0.451
4 2 ゲルハルト・ベルガー マクラーレンホンダ 1'17.471 +1.079
5 28 ジャン・アレジ フェラーリ 1'17.601 +1.209
6 27 アラン・プロスト フェラーリ 1'17.739 +1.347
7 20 ネルソン・ピケ ベネトンフォード 1'18.577 +2.185
8 15 マウリシオ・グージェルミン レイトンハウスイルモア 1'18.664 +2.272
9 4 ステファノ・モデナ ティレルホンダ 1'18.847 +2.455
10 32 ベルトラン・ガショー ジョーダンフォード 1'18.882 +2.490
11 29 エリック・ベルナール ラルースフォード 1'19.291 +2.899
12 21 エマニュエル・ピロ ダラーラジャッド 1'19.305 +2.913
13 33 アンドレア・デ・チェザリス ジョーダンフォード 1'19.339 +2.947
14 19 ロベルト・モレノ ベネトンフォード 1'19.360 +2.968
15 16 イヴァン・カペリ レイトンハウスイルモア 1'19.517 +3.125
16 3 中嶋悟 ティレルホンダ 1'19.546 +3.154
17 30 鈴木亜久里 ラルースフォード 1'19.832 +3.440
18 25 ティエリー・ブーツェン リジェランボルギーニ 1'19.868 +3.476
19 22 J.J.レート ダラーラジャッド 1'19.954 +3.562
20 23 ピエルルイジ・マルティニ ミナルディフェラーリ 1'20.175 +3.783
21 24 ジャンニ・モルビデリ ミナルディフェラーリ 1'20.502 +4.110
22 21 ミカ・ハッキネン ロータスジャッド 1'20.611 +4.219
23 26 エリック・コマス リジェランボルギーニ 1'21.168 +4.776
24 17 ガブリエル・タルキーニ AGSフォード 1'21.219 +4.827
25 8 マーク・ブランデル ブラバムヤマハ 1'21.230 +4.838
26 7 マーティン・ブランドル ブラバムヤマハ 1'21.280 +4.888
DNQ 10 アレックス・カフィ フットワークポルシェ 1'22.190 +5.798
DNQ 18 ステファン・ヨハンソン AGSフォード 1'22.432 +6.040
DNQ 9 ミケーレ・アルボレート フットワークポルシェ 1'22.739 +6.347
DNQ 12 ジュリアン・ベイリー ロータスジャッド 1'23.590 +7.198
DNPQ 35 エリック・ヴァン・デ・ポール ランボランボルギーニ
DNPQ 34 ニコラ・ラリーニ ランボランボルギーニ
DNPQ 31 ペドロ・チャベス コローニフォード
DNPQ 14 オリビエ・グルイヤール フォンドメタルフォード
  • DNQは予選不通過、DNPQは予備予選不通過。

決勝

結果

順位 No ドライバー チーム 周回数 タイム/リタイア グリッド ポイント
優勝 1 アイルトン・セナ マクラーレンホンダ 71 1:38:28.128 1 10
2 6 リカルド・パトレーゼ ウィリアムズルノー 71 + 2.991 2 6
3 2 ゲルハルト・ベルガー マクラーレンホンダ 71 + 5.416 4 4
4 27 アラン・プロスト フェラーリ 71 + 18.369 6 3
5 20 ネルソン・ピケ ベネトンフォード 71 + 21.960 7 2
6 28 ジャン・アレジ フェラーリ 71 + 23.641 5 1
7 19 ロベルト・モレノ ベネトンフォード 70 1周遅れ 14  
8 24 ジャンニ・モルビデリ ミナルディフェラーリ 69 2周遅れ 21  
9 11 ミカ・ハッキネン ロータスジャッド 68 3周遅れ 22  
10 25 ティエリー・ブーツェン リジェランボルギーニ 68 3周遅れ 18  
11 21 エマニュエル・ピロ ダラーラジャッド 68 3周遅れ 12  
12 7 マーティン・ブランドル ブラバムヤマハ 67 4周遅れ 26  
13 32 ベルトラン・ガショー ジョーダンフォード 63 燃料系 10  
Ret 5 ナイジェル・マンセル ウィリアムズルノー 59 ギアボックス 3  
Ret 26 エリック・コマス リジェランボルギーニ 50 エンジン 23  
Ret 23 ピエルルイジ・マルティニ ミナルディフェラーリ 47 スピンアウト 20  
Ret 8 マーク・ブランデル ブラバムヤマハ 34 エンジン 25  
Ret 29 エリック・ベルナール ラルースフォード 33 ラジエーター 11  
Ret 22 J.J.レート ダラーラジャッド 22 電気系 19  
Ret 33 アンドレア・デ・チェザリス ジョーダンフォード 20 エンジン 13  
Ret 4 ステファノ・モデナ ティレルホンダ 19 ギアボックス 9  
Ret 16 イヴァン・カペリ レイトンハウスイルモア 16 トランスミッション 15  
Ret 3 中嶋悟 ティレルホンダ 12 スピンアウト 16  
Ret 15 マウリシオ・グージェルミン レイトンハウスイルモア 9 身体的問題 8  
Ret 17 ガブリエル・タルキーニ AGSフォード 0 サスペンション 24  
Ret 30 鈴木亜久里 ラルースフォード 0 燃料 17  

エピソード

アイルトン・セナは80年代後半以降、優れた才能と当時最強を誇ったホンダエンジンを擁し、数々のGPを制覇しドライバーズチャンピオンにも輝いている。しかし、そんな彼も何故か母国であるブラジルGPにおいては、トラブルなどもあり一度も優勝できてないでいた。この年、念願であった母国グランプリをようやく初制覇した。チェッカーフラッグを受けたセナは、歓喜のあまり子供のような大きな声で号泣した[1](ブラジルの放送局は、マクラーレンホンダの無線を傍受していた。コックピット内で号泣するセナの泣き声は無線を通じ生中継でも流れた。この事は翌年以降マクラーレンが傍受が困難なデジタル無線を導入するきっかけとなったとされる)。

なお、セナのドライブするマシンは何の因果かそれまでの母国GP同様、重大なトラブルに見舞われていた。決勝レース終盤に次々とギアが抜けていき、残り6周前後の時点で6速以外のギアが全て使用不能となる事態に陥っていた。そのためセナは残り周回を全て6速ギアだけで走りきらなければならなかった。当然ラップタイムは低下し、2位のパトレーゼに急激に差を詰められたが、前半で貯めたアドバンテージや気迫の走り(致命傷となるエンストを避けつつ、加速中にクラッチを「蹴り込んで」強制的に回転を上げるなど)で何とか逃げ切りを果たした。

それらの要因もあってか、セナはウイニングラン中にコース上でマシンを止め、表彰台にも疲労困憊の姿で現れた。腕に力が入らず、優勝トロフィーを頭上に掲げられないほどであった。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ Top 10 Race-Winning Radio Celebrations”. Youtube. 2019年9月23日閲覧。
前戦
1991年アメリカグランプリ
FIA F1世界選手権
1991年シーズン
次戦
1991年サンマリノグランプリ
前回開催
1990年ブラジルグランプリ
ブラジルグランプリ 次回開催
1992年ブラジルグランプリ

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