近代化政策とは? わかりやすく解説

近代化政策

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 18:32 UTC 版)

沖縄県の歴史」の記事における「近代化政策」の解説

正式に日本の領土とされた沖縄県であるが、その実情は、明治維新後に近代化急いだ日本本土比べても更に法整備が遅れ、琉球時代旧来の体制長く残存することとなった先島諸島人頭税廃止求め住民宮古島運動起こしたことをきっかけに、沖縄県各地旧制度廃止改善をめぐる運動起こった運動1890年代県庁農業技師謝花昇中心に高揚し県政改善参政権要求した。この運動の成果かはわからないが、徴兵制地租改正市町村制府県制衆議院議員選挙法などが、概ね本土から10年から25年遅れて施行された。 一方で明治政府による沖縄県日本化は、時局とともに強まっていった。1890年1月天皇への崇敬心を養うことを目的に、琉球八社中心であった波上宮官幣小社列した。これらの動き並んで沖縄各所にあった御獄(うたき)、拝所村社として整理統合され拝殿鳥居設置し神道布教実施された。これらの政策一環として1898年1月には徴兵令施行された。 政府1885年 - 1900年までに大東諸島領有宣言沖縄県編入した。南北大東島には実業家玉置半右衛門らが入植し、ここは製糖事業などのために半ば植民地支配のような状況下に置かれた。1912年には沖大東島リン鉱石鉱山ラサ島鉱業所)が開山1920年大正9年)に、南洋諸島日本委任統治になると、新天地求めた住民環境似たこの地へこぞって移住した。また同時期にハワイブラジルなどの中南米諸国へも多数移民した大正末期から昭和初期にかけて、以前から多発していた干魃による農産物不作や、第一次世界大戦後戦後恐慌から昭和恐慌までの日本本土経済状況受けた大不況により重度貧困食糧不足見舞われ貧家ではソテツの実や幹を毒抜きして食べたりもしたが、毒抜きが不十分で死んでしまうこともあり、「ソテツ地獄」又は「ナリ地獄」と呼ばれる状況となった。この貧窮は、さらに出稼ぎ目的とした本土(特に大阪市大正区には、沖縄からの出稼ぎ労働者多く移住してきたため、現在でもその一部その子孫らが暮らしている)や南洋諸島中南米への移民促進することとなった詳細は「沖縄県の鉄道」を参照 戦前沖縄本島には軌道系交通機関存在した明治時代末期沖縄電気軌道沖縄初の運輸営業を行う鉄道開通したのを皮切りに大正時代には沖縄本島鉄道会社が4社にまで増加営業路線も北は嘉手納、南は糸満、東は与那原まで拡大し絶頂期迎えた。しかし、昭和時代に入ると道路整備発達により、新たにバス会社参入すると、鉄道輸送人員減少し1930年代後半次々と廃業、さらに追い打ちをかけるように、沖縄戦により線路など鉄道の全施設破壊された。そして、戦後になって2003年沖縄都市モノレール開通するまで復旧することなく消滅した

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近代化政策

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/21 08:27 UTC 版)

モハンマド・レザー・パフラヴィー」の記事における「近代化政策」の解説

皇帝は、1951年より石油国有化進めとともにソ連接近したモハンマド・モサッデク首相対立したが、1953年CIAMI6支援受けた皇帝派のファズロラ・ザーヘディー(en:Fazlollah Zahedi)将軍らによるクーデターアジャックス作戦)が起きてモサッデク首相失脚し権力回復した1960年代より、秘密警察サヴァク(SAVAK)(英語版)を動かして左右反体制運動取り締まるなど権威主義体制を敷く一方上からの改革図って経済成長目指すという、いわゆる開発独裁体制確立した

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