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ろんご【論語】


ろんご 【論語】

中国儒教代表的な経典四書第一孔子言論主として門人その他の人々との問答などを集めた語録二〇編。漢代集大成され、『古論語』二一編・『魯論語』二〇編・『斉論語』二二編の三種伝えられていたが、後漢代張禹が『魯論語』を中心に三種校定本(『張侯論語』)を作り、それが現在伝わる『論語』。孔子理想道徳である「仁」の意義政治教育対す意見などが述べられている。儒家中心経典として中国伝統思想根幹となった日本へは応神天皇の代に百済から伝来したといわれる早くから学問中心とされ、明治初期まで知識人思想形成大きな影響与えた中国ではたびたび批判対象にもなっている。→ 孔子

論語〈鄭注残巻/〉

主名称: 論語〈鄭注残巻/〉
指定番号 119
枝番 00
指定年月日 1933.01.23(昭和8.01.23)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 書跡・典籍
ト書
員数 1巻
時代区分
年代
検索年代
解説文: 時代作品

論語〈巻第七、第八/〉


論語〈巻第四、第八/〉


論語〈巻第七、第八/〉


論語

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論語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/08 18:06 UTC 版)

論語』(ろんご、拼音: Lúnyǔ)は、孔子とその高弟の言行を、孔子の死後に弟子が記録した書物である。儒教の経典である経書の一つで、朱子学における「四書」の一つに数えられる。


注釈

  1. ^ 林泰輔『論語年譜』には、古代の人物が『論語』を学んだ例や『論語』を引用した例を示す歴史書の記述などが全て整理されている[17]
  2. ^ 『孟子』離婁下「徐子は言った。「孔子はしばしば水に譬えて「水よ、水よ」と言ったそうです。何を譬えたのでしょうか。」孟子は言った。「泉はその源からこんこんと湧き出て、昼も夜も休むことがない。その流れは、窪みがあればまずその穴を満たしたのち、初めて溢れ出して四海に進む。根本があるものはこのようだ、ということを比喩で言い表した。」(徐子曰「仲尼亟稱於水、曰「水哉、水哉」、何取於水也」。孟子曰「原泉混混、不舍昼夜。盈科而後進、放乎四海、有本者如是、是之取爾」。[36]
  3. ^ 「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。世の中にある人とすみかと、またかくのごとし。」(『方丈記』本文冒頭)

脚注

  1. ^ a b 吉川 1978a, p. 5.
  2. ^ a b c d 影山 2016, pp. 25–26.
  3. ^ a b c d e f 影山 2016, p. 27.
  4. ^ a b c d 影山 2016, pp. 29–30.
  5. ^ 影山 2016, pp. 30–32.
  6. ^ 湯浅 2012, pp. 30–31.
  7. ^ 影山 2016, pp. 33–37.
  8. ^ a b c d e f 影山 2016, pp. 42–43.
  9. ^ a b 湯浅 2012, p. 81.
  10. ^ 影山 2016, p. 44.
  11. ^ 湯浅 2012, p. 83.
  12. ^ 湯浅 2012, pp. 84–85.
  13. ^ a b 影山 2016, p. 45.
  14. ^ a b 橋本 2009, p. 7.
  15. ^ 湯浅 2012, p. 95.
  16. ^ 橋本 2009, p. 15.
  17. ^ 橋本 2009, p. 16.
  18. ^ 橋本 2009, pp. 47–48.
  19. ^ 橋本 2009, p. 60.
  20. ^ 湯浅 2012, pp. 89–92.
  21. ^ 湯浅 2012, pp. 94–97.
  22. ^ 湯浅 2012, pp. 98–99.
  23. ^ 田中健夫石井正敏 編『対外関係史辞典』吉川弘文館、2009年1月1日、356頁。ISBN 978-4642014496 
  24. ^ 斎藤正二『日本的自然観の研究 変容と終焉』八坂書房斎藤正二著作選集4〉、2006年7月1日、129頁。ISBN 978-4896947847 
  25. ^ 中村新太郎『日本と中国の二千年〈上〉―人物・文化交流ものがたり』東邦出版社、1972年1月1日、53頁。 
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  27. ^ a b 湯浅 2012, p. 100.
  28. ^ 湯浅 2012, pp. 100–105.
  29. ^ 古勝隆一『中国中古の学術と社会』法藏館、2021年、P156.
  30. ^ 井川 2009, pp. 29–33.
  31. ^ a b 井川 2009, pp. 215–219.
  32. ^ 後藤末雄 (1969). 中国思想のフランス西漸. 平凡社東洋文庫 
  33. ^ 後藤正英「自然的宗教論の再考--現代の比較宗教論にとっての意義」『比較思想研究』第27巻、2000年、37f。 
  34. ^ 井川義次 (2009). 宋学の西遷―近代啓蒙への道. 人文書院 
  35. ^ 井川義次「十七世紀西洋人による『論語』理解」『人間科学』第8巻、琉球大学法文学部、2001年、11頁。 
  36. ^ a b c d e 福谷 2019, pp. 4–9.
  37. ^ 橋本, 2009 & 153-154.
  38. ^ 橋本, 2009 & 164-167.
  39. ^ a b c d e 吉川 1978a, pp. 307–310.
  40. ^ a b c 井筒 2019, pp. 290–291.
  41. ^ 湯浅 2012, pp. 87–88.
  42. ^ 高橋均「「定州漢墓竹簡『論語』」試探 (一)」『中国文化 : 研究と教育』第57巻、1999年、2頁。 
  43. ^ 湯浅 2012, pp. 50–51.
  44. ^ a b 李成市平壌楽浪地区出土『論語』竹簡の歴史的性格」『国立歴史民俗博物館研究報告』第194巻、2015年、201頁。 
  45. ^ 湯浅 2012, pp. 64–66.
  46. ^ 1800年前に消えた幻の「論語」、海昏侯墓から出土か―中国”. Record China (2016年9月9日). 2020年10月11日閲覧。
  47. ^ “最古級の「論語」写本を発見 中国でも消失、古書店から”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社). (2020年9月26日). https://digital.asahi.com/articles/ASN9V5S7FN9HULZU002.html 2020年9月27日閲覧。 
  48. ^ 湯浅 2012, p. 4.
  49. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s 湯浅 2012, pp. 5–12.
  50. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t 吉田賢抗『論語』明治書院〈新釈漢文大系〉、1960年5月25日。ISBN 9784625570018 
  51. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t 朱熹『四書章句集注』中華書局〈新編諸子集成〉、2006年。ISBN 978-7-101-08169-5 
  52. ^ 故事成語を知る辞典,ことわざを知る辞典. “故きを温ねて新しきを知るとは”. コトバンク. 2022年11月16日閲覧。
  53. ^ 日本国語大辞典,とっさの日本語便利帳, 四字熟語を知る辞典,デジタル大辞泉,精選版. “温故知新とは”. コトバンク. 2022年11月16日閲覧。
  54. ^ 北原 2002, p. 100.
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  56. ^ a b 戸川, 佐藤 & 濱口 2006, p. 1419.
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  59. ^ 戸川, 佐藤 & 濱口 2006, p. 503.
  60. ^ 戸川, 佐藤 & 濱口 2006, p. 252.



論語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/01 05:28 UTC 版)

かまど神」の記事における「論語」の解説

古くは論語の中にも登場し、八佾第三十三孔子王孫賈やりとり記述がある。

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論語

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加地伸行」の記事における「論語」の解説

『論語』の実践として、主に教育論言論講演活動行っている。「儒教本質は、生命連続大事にすることである。祖先からずっと伝わってきている生命後世伝えるために自分はここにいる。それは自分だけでなく、他人もみんな伝わってきた生命なのだから、それを絶つな」としている。

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論語

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四書」の記事における「論語」の解説

詳細は「論語」を参照 『論語』は孔子弟子たち言行録である。孔子弟子たちの手によって整理された。漢代には今文系統テキストに「魯論20篇「斉論22篇があり、古文系統テキストに「古論21篇があったという。前漢末の張禹は「魯論」を中心に同じく今文の「斉論」と校合して作った「張侯論」を作り、さらに後漢末鄭玄がこれを「古論」と校合して作ったのが現行の『論語』とされる

※この「論語」の解説は、「四書」の解説の一部です。
「論語」を含む「四書」の記事については、「四書」の概要を参照ください。

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