製品化以降とは? わかりやすく解説

製品化以降

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/15 06:48 UTC 版)

第3世代光ディスク」の記事における「製品化以降」の解説

2003年4月10日 ソニー片面一層記録(23GB)対応のBDレコーダーBDZ-S77」を発売した同時に録画書き換えメディア製品化された。 5月28日 三菱電機Blu-ray Disc Foundationsに加盟以後Blu-ray Disc Associationへの改称後述)までにデルヒューレット・パッカード(HP)TDK加盟した2004年10月4日 Blu-ray Disc FoundationsはBlu-ray Disc Association改称。この時点加盟企業73社。 12月22日 HD DVDプロモーショングループ設立幹事企業東芝三洋電機NECメモリーテックの4社。 2005年4月21日陣営規格統一交渉入ったことが報道される。しかし記録層光ディスク対す根本的なビジネススタンスの差により、両陣営その後決裂した6月15日 三洋電機同年4月を以てHD DVDプロモーショングループ幹事企業として初めBlu-ray Disc Association加盟したことが明らかにされる。 10月3日 HD DVD陣営であったパラマウント映画BDでもリリースを行うと発表同月20日にはワーナー・ブラザースBDでもリリースを行うと発表したため、米国大手映画スタジオHD DVDのみでリリースを行うのはユニバーサル・ピクチャーズ 1社のみとなった2006年3月31日 HD DVDソフトが発売6月20日 BDソフトが発売HD DVDソフトの発売先行したことや初期BDソフトで画質評価が低いタイトルがあったことなどで、緒戦HD DVD有利でスタートした。しかし11月日米でのプレイステーション3発売以降BDソフトの売上飛躍的に増加した録画機が重視される日本国内では7月東芝HD DVDレコーダーを、11~12月松下電器産業ソニーBDレコーダー発売した年末商戦ではプレーヤー・レコーダーのシェアBDが94.7%を占め圧勝した。この数字にはプレイステーション3含まれていないため実際シェアBDがより圧倒的であるとみられる。 かつての記録型DVD規格争い(DVD-RAM/-RW/-R対DVD+RW/+R)のようにBD/HD DVD対応機器への動き出てきた。LG電子が両対応プレーヤー発表2007年2月発売)。またワーナーディスク両面BDHD DVD記録するTotal Hi DefTHD)」ディスク発表したものの、まだ研究開発段階でありコストも高いため業界消費者からは批判的な反応多かった2007年米国最大手のレンタルビデオチェーンBlockbuster実質的にBD支持打ち出すなど、ソフトの需要拡大からBD有利になっている情勢となった。 しかしHD DVD陣営東芝プレーヤー低価格化で巻き返し図ろうとし、HD DVD陣営ゲーム機除いた専用プレーヤー販売台数多さやアタッチレート(ハード1台あたりのソフトの売上本数)が高い(データ示していないが)ことで優位性があると主張する8月20日 ヴァイアコム傘下パラマウント・ピクチャーズ等はコンテンツHD DVD独占供給する発表契約開始から18ヶ月HD DVDのみでの発売となる。ただし、スティーヴン・スピルバーグ監督した作品に関して対象外となっていて、加えて今回独占発表時に引用され映画トランスフォーマー」の監督マイケル・ベイからも独占決定厳し異論出ていた。また、今回のヴァイアコムの決定にはHD DVD陣営からの1億5000ドル見返りがあったためであると複数の米メディア伝えている。このように市場の動向反映しない今回決定に、一部ではこの発表は「パラマウント・ショック」と呼ばれていた。 10月 CEATEC JAPANでのBD陣営発表によると日本国内BDシェアはソフトが約90%、レコーダー96%、メディア98%と圧倒した日本レコーダー市場ではソニー松下シャープ新機発売により全体占めBDシェア20%前後にまで急上昇した東芝HD DVDレコーダー新機発売がやや遅れたため年商戦大きく引き離され結果となったBD陣営発表によると、2007年1年間米国内BD:HD DVDのソフト売上シェア64:36となった秋にはパラマウント・ショックで一時接近したものの年末商戦では再びBDが差を広げている。 BCN発表によると、録画機が主流日本において、2007年10~12月第3世代光ディスクレコーダーの販売シェアは、ソニーが6割、松下電器産業が3割を占め3位シャープ合わせた台数シェアでは、BD陣営96%と前年続き圧勝した前年より第3世代光ディスクレコーダーのシェア大幅に伸びた上のBD陣営圧勝東芝にとってかなり苦しいものとなった2008年1月5日日本時間) もともとHD DVD陣営であり現在のHD DVDタイトルのおよそ50%を供給するワーナーホームビデオが、現在HD DVDBD並行して供給しているソフトを、2008年6月以降発売タイトルからBDのみで供給する発表した前年のパラマウント・ショックと違い市場対す影響大きく、ワーナー・ショックと呼ぶ向きもある。これでBD勝利決定的になったと伝えメディアが多い。又、これに伴いニューライン・シネマは既にBDへの独占供給へと移行した1月8日日本時間パラマウントワーナー追随してBD鞍替えする可能性があると英フィナンシャル・タイムズ報じた2007年夏のHD DVD独占供給契約にはワーナーHD DVD陣営離れればパラマウント同調することができるという条項含まれており、それを行使する見込み報じている。 2月12日 米国小売店大手BEST BUYが、今後Blu-ray推奨フォーマットとして展開することを発表するまた、レンタル店大手Net-FlixBlockbuster同様にBD専売化を発表する2月15日世界最大販売店である米Wal-Martが、BD専売化を発表する在庫販売続けるものも、ワーナーBD専売化する6月までには、4000店舗オンラインストアからHD DVD製品撤去映画会社小売業者HD DVD離れを受け、東芝HD DVDへの投資を数週間以内諦め可能性があるとロイター通信により報じられた。1月15日以降東芝HD DVDプレイヤーを更に半額にするという戦略出たにも関わらずゲーム機を除く再生機の販売数大差つけられたためという。 2月16日 東芝本社役員[誰?]により東芝HD DVD事業全面撤退ほのめかされる。これにより本規格競争BD側がほぼ完全に主導権を握る事となった。撤退による東芝損失数百円規になるとみられる2月19日 東芝西田厚聡社長HD DVD事業について3月末をめどに全面撤退する正式に発表したワーナー離脱により、勝ち目がないと判断したためという。撤退の際、店頭倉庫在庫問題視されたが、流通在庫に関して東芝買い戻すという。これにより第3世代光ディスク、「次世代DVD」と呼ばれる主要な規格Blu-ray Discのみとなり、本格的な移行が始まると考えられた。 2月20日日本時間ユニバーサル・ピクチャーズBlu-ray Disc参入表明規格ブルーレイ統一されるのは(映画会社など)娯楽産業消費者にとって喜ばしい」とコメントした2月21日日本時間パラマウント・ピクチャーズBlu-ray Disc再参入表明、「1つ規格に移ることは喜ばしい」とコメントする。これによりハリウッド大手6映画会社全てBlu-ray Discへと集結した3月28日 HD DVD陣営推進団体であるHD DVDプロモーショングループ解散し名実共にHD DVD歴史に幕下ろされた。

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