刀剣用語解説集 |
芝山象嵌(しばやまぞうがん)
刀装小道具には、金や銀等の色金以外にも青貝や珊瑚・翡翠などの天然の玉石が用いられることがあり、描かれた図柄の主題強調と背景装飾として華やかさを増大させている。芝山と称する印籠師の考案による独特の素材を象嵌する表現技法もこの一種で、青貝の虹色・珊瑚の紅色・鼈甲の深味ある色などは単調になり易い図柄に変化を与えており、小道具単体より、短刀拵等拵総体の装飾に用いられることが多い。この技術は下総国芝山(現千葉県山武郡芝山町)の大野木専蔵(十八世紀後半)の考案によるもので、専蔵は後に江戸に移住して芝山仙蔵と称し、芝山細工の表現技術を広めた。
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