神道六合流の関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 07:04 UTC 版)
例として一部を記す。 永井尚知 『帝國尚武會制定型圖解』の著者。天神真楊流の柔術家。講道館柔道四段。永武館という道場を開いていた。 永井慶雄 神道六合流二代目。新宿区四谷の人。 鈴木清三(鈴木凌雲) 1905年に出版された『戦捷紀念 日本魂』の著者。号は凌雲斎。初め講道館で柔道を学ぶ。体育会の助教授を数年務めた後、野口の武徳館に入門。神道六合流六段。 須藤繁吉兼清 栃木県出身で初期の門人の一人。明治32年入門。各地の試合に出席して常に勝ちを制し負けたことがなかった。明治34年9月野口の命により気楽流の飯塚と試合して勝つ。同年に目録を得る。日露戦争で戦死。 椎木敬文 茨城県の人。一技道を開いたことで知られる。1915年に上京し麻布の清心館で野口から神道六合流を学ぶ。通信教授生ではなく野口清の直門である。神道六合流の他に香取神道流、鹿島新當流、鞍馬流、真蔭流、為我流、講道館柔道(六段)なども学んでいる。 佐藤完實 帝国尚武会宮城支部長を務めた。鈴木監治郎より喜多流を学び初目録を許される。また武田惣角より大東流合気柔術を七年学び秘伝奥義の目録を得て教授代理となった。明治37年に帝国尚武会正会員になり目録免許状を得て宮城県支部長に任命された。同年秋季試合で三段となり、明治38年12月に四段に昇進する。後に六段となる。神道六合流と大東流合気柔術から婦人用の女子護身術(神道一天流)を編み出した。手解8本と基本形5本、初段7本、中段8本、上段10本の計38本からなる。 中野銀郎剣堂 三重県の人で中野流の創始者。稲葉太郎の門人である。大日本武徳会柔道五段。 犬飼健勝(犬飼重雄) 兵庫県神戸市の人。練武館柔道、神変不動流を開く。 田中清太郎顕興 神道六合流を野口清から学ぶ。合気道、植芝盛平の門人。神略兵法神伝合気護身術を開く。 森本義男源信正 徳島県の人。1903年(明治36年)1月30日生まれ。幼少より武術を好み貫心流剣術、柳生一天流柔術の免許を得た。大正初期に上京し四谷区新宿で野口清から神道六合流を学び、1926年(大正15年)阿波郡土成字秋月城趾に森本道場「神刀六合館」、「文武館」を設けた。神道六合流の徳島支部。剣道(教士六段)、居合道(六段)、薙刀(三段)、貫心流、柳生一天流、香取神慮神道流などを修めた。 鴫原伊男治 帝国尚武会福島支部の柔道師範。 福島県安達郡木幡村。安達郡に伝わった真之神道流や天神真楊流を学んだ。帝国尚武会入会時、天神真楊流目録であった。大日本武徳会柔道八段。日本武道医学の中山清と交流があった。 富田兵左衛門 1839年(天保10年)生まれ。茨城県の為我流和、無比流杖術師範。東京の野口清と交流があった。帝国尚武会の正会員であり神道六合流目録免許を受けている。 萩原竹次郎 上州高崎(群馬県高崎市)出身の柔術家。 1869年(明治2年)生まれ。峯岸彌三郎から霞新流を学び22歳で免許を受けた。上京して野口清から神道六合流を学び、明治38年に神道六合流総傳と四段を許された。その後、南多摩鶴川村(東京都町田市)の萩原家を相続した。町田警察署柔道教師嘱託の傍ら帝国尚武会武相支部長を務めた。 草薙三四七信勝 香川県仲多度郡吉野村、無相流新柔術の師範。帝国尚武会香川支部。『戦捷紀念日本魂』の目録免許の姓名録に名前がある。 西牧一雄 岡山県の人。1890年(明治23年)生まれ。神道六合流、不遷流柔術免許皆伝、大日本武徳会柔道四段。不遷流柔術を中藤覺助と田邊又右衛門門人の中杉増太義教から学んだ。また野口清について神道六合流を学び、野口門下の俊足として知られた。不遷流と神道六合流を折衷した神道不遷流を開き、私設の尚武館で指導した。 星彦十郎 宮城県、柳生心眼流師範。 浦野一次 『整法百技詳解』の著者。荒木流の師範。帝国尚武会道場部主任。 黒須春次 神道六合流四段。帝国尚武会道場部主任の浦野一次より荒木流免許皆伝を受ける。帝国尚武会で神道六合流を学びながら講道館柔道にも入門し修行した。後に講道館柔道九段となった。 坂井西雄 福井県鯖江市の人。上京し大学で学問を学ぶ傍ら神道六合流と講道館柔道を修業した。帰郷後、学校、警察、憲兵隊嘱託をうけ進武館を開いた。 秋元文雄 愛媛県今治市の人。帝国尚武会で神道六合流を修行して免許を得た。また大阪の櫻井德三郎から天神真楊流を学んだ。高松壽嗣の門人で九鬼神流を修行している。講道館柔道、大日本武徳会の有段者。 奥山松蔵 山形県米沢市の人。野口清に就いて神道六合流を学んだ。 ブロンクホルスト ドイツ人のボクサー。日本に来て帝国尚武会に入り柔術を学ぶ。野口正八郎と板垣退助から相撲取になることを薦められた。
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