独自路線とは? わかりやすく解説

独自路線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 22:52 UTC 版)

シャルル・ド・ゴール」の記事における「独自路線」の解説

ド・ゴール支えフランスとベルギー財界冷戦の陰でヨーロッパ統合推進し、再び地中海ビジネス繁栄させよう考えていた。こうした思惑ド・ゴールの「独自路線」として実を結んだ。これがいわゆるド・ゴール主義であり、ド・ゴール西ドイツ和解協力進め反面東ヨーロッパ諸国歴訪しアメリカ主導北大西洋条約機構NATO)や国際連合に対して批判的な態度取った1960年2月フランスサハラ砂漠のレガーヌ実験場原爆実験成功しアメリカ合衆国ソビエト連邦イギリスに次ぐ核保有国となった1963年8月部分的核実験禁止条約には加盟せず、以降アルジェリアなどで核実験繰り返しフランス領ギアナギアナ宇宙センター建設して宇宙開発推し進めた1964年1月イギリスを除く西側先進国では最も早く共産主義政権下の中華人民共和国国家承認した。同年5月キューバ機関車輸出する契約締結しアメリカ合衆国から非難された。9月からド・ゴール直々に中南米諸国歴訪した。1965年に仏ソ原子力和利協定締結した1965年イスラエル諜報機関モロッコ諜報機関共謀してモロッコ反政府指導者・メフディ・ベン・バルカを拉致拷問後に殺害する事件発生しフランス報道機関がこれをセンセーショナルに報道した明らかな主権侵害である為、ド・ゴール失態晒した自らの国の情報機関解散させた。またモロッコ関係者引き渡し求めたが、国王ハッサン2世拒否したため、ド・ゴールモロッコ断交した。 1966年7月にはフランスNATO軍事機構から脱退し一般政治部門には残留)、NATO本部パリからベルギーブリュッセル移転した。この時フランス国際連合分担金支払い停止しアメリカと近い立場を取るイギリスヨーロッパ経済共同体への加盟拒否表明し同年11月に仏ソ直通電話設置協定調印した。また当時激化していたベトナム戦争対すアメリカの介入批判してベトナム中立化アメリカ提案したが、受け入れられなかった。 1967年7月24日モントリオール万国博覧会訪問のため訪れていたカナダケベック州モントリオール市群集前に自由ケベック万歳!」(Vive le Québec libre!)と声を上げカナダフランスとの間の外交問題になっただけでなく、ケベック独立運動火に油を注ぐ結果ともなった9月ポーランド訪問して体勢立て直した1967年7月6日勃発したビアフラ戦争で、フランスビアフラ分離独立支援した。これはビアフラにある石油利権狙ったもので、ド・ゴール腹心通じて巧みに工作員使いビアフラ分離独立運動先導させ、資金・戦事物資をふんだんに送ったという証言がのちに出ている。結局アメリカ・イギリス・ソ連の支援受けたナイジェリア連邦軍優勢で、ビアフラ悲惨な飢餓状態に陥って崩壊し独立はならなかった。

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独自路線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/31 06:13 UTC 版)

マルセ太郎」の記事における「独自路線」の解説

1980年代には漫才ブームをよそに、独自路線での芸を展開し一本映画一人演じ語り下ろす映画再現芸「スクリーンのない映画館」を確立した。特に『泥の河』は知られている。 レパートリーはほかに『花いちもんめ『ゴッドファーザー』『道(フェデリコ・フェリーニ監督)』『天井桟敷の人々』『息子』『椿三十郎』『ライムライト』『砂の器』や、映画以外に題材得た田中角栄物語』『中村十郎物語』『桃川燕雄物語』『ハイエナはなぜ嫌われるのか』などがある。 特異なキャラクター買われての映画出演多く、ことに『無能の人』(竹中直人監督)での演技異彩を放った肝臓がん明らかになっても、治療行いながら精力的に活動続けた。「がん」を患っていることは隠さず、「がんと共生し、しぶとく」とたびたび語っている。

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