汎銀河共和国
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イツマ・ウエキ・タイラー シリーズスタート時は21歳。タイラーの玄孫でありキサラの曾孫でありエドの孫。父親はエドの長男。タイラーが99歳の時に誕生した。本来は女性として誕生したが11歳の時叔父(ユズル)に暴行され、女性を捨て男となった。本名はジョアンナ。 その経験から男性と比較されるのを極端に嫌う。最終的に大統領にまで上り詰める。 そんな彼女の全てを受け入れ、支えてくれたドミンが命の危機に晒された際全ての持てる力を使い、彼が助かると最大の助力をしてくれた「ベルファルド・コーポレーション」を国家と認め、メディアで自分が女性である事、男性として生きた理由をカミング・アウトする。 キリヒト・アキヅキ イツマの片腕。敏腕の弁護士であり後に大統領となる彼女を支える。大学時代、当初哲学科に在籍していたが、イツマと出会ってから法律科に移籍した。 オリヴァー・ナサニエル・ポコ・カイゼル・ドミナントV世(ドミン) ピピロ王国(7つの小島しかない小国)の第7王子。その身分ゆえに少しでも祖国のためになろうと大学で海洋プラント開発を専攻する。大学卒業後はイツマが経営する会社に就職、いち早く彼女の正体に気付き支える。後にプロポーズし結婚、「ファースト・ハズバンド」と呼ばれることになる。その余禄ではないだろうが、TAC社(タイラー・アームズ・コーポレーション)の社長となっている。 シズマ・ウエキ・タイラー イツマの弟。先天性知的障害があるが天才画家と呼ばれ、その絵はキャンパスに留まらず様々な場所に伸び伸びと描かれる。惑星イサーンにて誘拐され、古戦場の地雷原に監禁され、精神的に大きなショックを受けるが、それが引き金となってさらに才能を開花させる。 時にイツマらがひた隠しにしている事柄をも絵にしてしまうため、タイラーらからは預言者的な扱いを受ける。 ボニー・リトラ・カーライル 女性ながら警視正の地位にある優秀な警察官。 名前の由来はリトラで、[要出典]名前通りゴメスの天敵である。ゴメスを通じてスレイに加担することになる。 後にイツマが大統領に就任した際に組織されたSSSSS(ファイブ・エス=特別機密要人警護部隊)の巡視正となり、ラルゲユウス、ゴーガという部下を従える。 リカルド・ゴメス 執念でスレイを追い続ける警部。いわば銭形警部である。階級が一定せず、昇進したかと思えば降格される。後に帝国へ亡命、警視総監となる。 名前の由来はゴメス。[要出典] ガラティア・ティトー イツマのもう一つの片腕ともいうべき有能な女性。惑星連合宇宙軍士官学校を次席で卒業しながらイツマの経営する会社に就職する。その理由を「TAC社ほどなら自分が会長として相応しいから」と語った。 イツマの私的な秘書としてその大言に恥じぬ働きをし、最終的に目標どおりTAC社会長となった。 チョン・ソヨン 惑星連合宇宙軍少佐で、駆逐艦「イムジン」(ベルファルドの「そよかぜ」と同型艦)艦長。ガラティアとは同期。 士官学校の成績は落第寸前だったが、卒業直前の試験でガラティアの答案をカンニング&タイラー直々の設問を見事に解答したため一躍首席卒業をはたす。 イムジン艦長時代は不良軍人の頭目として燻り続けていたが、イツマに見出されてからはめきめきと頭角を現し、バグジーの結婚式では大将として惑星カナン上空の警備にあたった。 ナサニエル・タイラー エピローグに登場。イツマとドミンの曾孫にしてタイラー家次期当主、汎銀河共和国大統領、最高司令官。通称ナッソー。抜群の統率力で、珍走団のヘッドまでつとめあげたはじめての嫡子。軍指揮官としての力量は極めて高いが、ギームが相手の時はひたすら戦力の漸減に終始して「痛み分け」以外の結果にならない。 国民からの支持率も高く、次回の選挙でも圧勝は確実と自画自賛していた。 ゼナ・カオル・アキヅキ 4代にわたってタイラー家当主をサポートする佐王の末子。ナッソーより2歳年上の28歳。補佐官としてだけではなく弁護士としても有能で、さらにはピアノのディスクを出すなど才能は多岐にわたる。 父方の曽祖父はキリヒト・アキヅキ、母方の曾祖母はガラティア・ティトー。
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