日本の客車とは? わかりやすく解説

日本の客車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/21 14:01 UTC 版)

客車」の記事における「日本の客車」の解説

Image:Kyakusha-chime.ogg 客車使われている「ハイケンスのセレナーデ」を用いた車内チャイム この音声映像がうまく視聴できない場合は、Help:音声動画の再生ご覧ください。 「日本の客車史」も参照 日本では1960年昭和35年)から実施され動力近代化計画によって客車列車淘汰が行なわれ、1975年昭和50年以降組合側の反対などによって[要出典]一時中断されたものの、1986年昭和61年11月ダイヤ改正でに鉄道による郵便荷物輸送廃止されたことなどから、残存していた定期客車列車民営化以降少数寝台列車夜行列車)を除き電車気動車置き換えられ姿を消したJR旅客5社(国鉄分割民営化時点でもともと定期通客車列車が存在しなかった東海旅客鉄道JR東海〉を除く)および私鉄での客車による定期普通列車は、車両限界などの特殊な事情をもつ大井川鐵道井川線黒部峡谷鉄道と、蒸気機関車 (SL) および一般形旧型客車動態保存のためほぼ定期運転を行っている大井川鐵道大井川鐵道大井川本線蒸気機関車牽引列車除いて消滅した。なお、日本国内での国鉄車両国鉄近縁車両によって運行される定期通客車列車としては、国鉄14系客車使用して運行され2006年平成18年3月運行終了した樽見鉄道定期列車最後となっている。また季節限定であるが津軽鉄道では客車を3両保有しており、ダルマストーブ特徴の「ストーブ列車」として冬季運転がある。また、他に、定期的に運行している観光用列車として平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線嵯峨野観光鉄道嵯峨野観光線などのトロッコ列車伊予鉄道坊ちゃん列車などの例がある。 また、寝台車始め現存する客車についても、1999年平成11年)にJR東日本が「カシオペア」に使用するために製造したE26系客車や、2013年平成25年)にJR九州が「ななつ星 in 九州」に使用するために製造した77客車寝台車以外では2017年平成29年)にJR西日本が「SLやまぐち号」に使用するために製造した35系客車4000番台除いては、製造後30年以上が経過しており、旅客数低下老朽化進行しているため、運転本数減少傾向にある。なお、2016年平成28年3月26日ダイヤ改正で、急行はまなす」が廃止されたため、JR線における定期客車列車全廃された。 2020年令和2年)現在では上述黒部峡谷鉄道大井川鐵道のほかはSLの運転といったイベント時に運転する観光列車用に、ごく少数車両が残るのみである。 一方欧米など海外では大都市近郊の地通勤路線以外は、ほとんど客車列車運行されている。また、自前機関車保有している事業者においては車両購入費や維持費の面で気動車よりも有利なため、人件費比較安価な発展途上国では通勤路線でも客車列車使っている場合多く日本からも廃車になった車齢の若い車両輸出無償提供されている。

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