文房具船
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/16 02:48 UTC 版)
赤鉛筆 文房具船の船長。一度何かを考えるとそれ以外の思考が出来なくなり、船員が自分の命令を無視するという思いに囚われている。 メモ用紙 副船長。狂人だらけの文房具船の中で数少ない健常者だが、実はサディストであり、毛頴を利用して間接的に自分の嗜虐心を慰めている。 下敷き 人事担当。二級操縦士免許を持っている。死と老いを極端に恐れている老人。輪ゴムが発狂してからは文房具船の操縦を任されている。 スクラップ・ブック 総務担当。文房具船の中では最年長。 毛筆の毛頴(もうひつのもうえい) 風紀要員。サディスト。 輪ゴム 文房具船の操縦士。一級操縦士免許を持っている。ゲシュタルト崩壊を起こしやすい。 紙の楮先生(かみのこうぞせんせい) 文房具船の船医。自分は医者なので他の者達のように狂ってはいけない、と強く自分を制している。 伝玄墨汁 浄水処理兼葬祭要員。僧侶でありながら、死体愛好家。 コンパス 観測要員。自分が他人にどう思われているのか気になってしょうがない。 烏口コンパス 観測要員。二級操縦士免許をもっている。 セロテープ 観測要員。ペン皿の部下。 大コンパス 空気変換室要員。金銭出納簿の部下。 ディバイダー 各船整備要員。 大学ノート 修理要員。何でも整理しておかないと気が済まない。 ナンバリング 戦闘要員兼船内保安要員。自分の行動をひとつひとつカウントし、そのことしか頭にない。 糊 食糧配給要員。異常性欲で、興奮するといつどこでも自慰をしてしまう。 日付スタンプ 船内連絡係。病気で高熱をだしたことから正確な日にちが分からなくなった。いつもにやついている。 ホチキス レーダー監視要員。喧嘩好きで、誰かれ構わず喧嘩を売る。 消しゴム 整備要員。同性愛者の上、自分を天皇だと思い込んでいる。 画鋲 整備要員。消しゴムに襲われてしまう。 25種一組の雲形定規 冷艦保全作業員。25人全員が一人の個体だと思い込んでいるので、他の仲間を指す言葉も自分を指す言葉も全て「おれ」。 インク 巡視艇整備員。 分度器 コンピューター技師。自分をロボットだと思い、誰かが行動をプログラミングしていて自分はその通りに動いているだけだと主張する。 三角定規(兄) 元報道要員。双子の兄。文才が認められ、作家になった。弟には強く当たれない。 三角定規(弟) 報道要員。双子の弟。作家の兄を妬み、強く憎んでいる。 インク消し 二次繊維要員。金銭出納簿の部下 赤インク 動力室要員。元精神病患者で、自分が精神病院に入院していたことを言いふらして回っている。 虫ピン 任務がないため、気が狂ってしまった。他人の邪魔にならないようにと、いつも目立たない場所にいる。 ダブル・クリップ 冷却機器要員。自殺する。 ペーパーナイフ 核燃料資材要員。血まみれの馬が走る幻影をよく見る。 パンチ プログラム要員。昔は殺人狂だったが、現在は道徳論者。 チョーク 清掃要員。一見すると健常者だが、実は自分がスパイではないかという思い込みに囚われている。 肥後守正常(ひごのかみまさつね) 通信要員。声を出すことを極度に恐れていて、失語症状態。彼と接した人間に失語症を「伝染」させてしまう。 鋏(はさみ) 通信要員。ナンバリングの部下。 ノギス 船内通信要員。 ルーペ 再生要員。未来を幻視する能力を持っている。 曲線定規 再生要員。肥後守正常と同じように失語症になる。 カッターナイフ 再生要員。 封筒 薬局要員。便箋と二人にしか分からない単語を使って会話する。 便箋 看護要員。封筒と二人にしか分からない単語を使って会話する。 金銭出納簿 倉庫要員。重度のアルコール中毒。 ピンセット 備品工作要員。 Gペン 備品工作要員。肥後守正常と同じように失語症になる。 比例コンパス 温室度調整要員。 鉛筆 反射炉要員。 吸取紙 反応炉要員。 筆立 発電要員。 ケント紙 食糧倉庫、修理要員。 カブラペン レーダー保全要員。 羽箒 微生物管理要員。 文鎮 兵器庫要員。 青鉛筆 キーパンチャー。 ブックエンド 文書要員。 ちり紙 屎尿再生要員。 吸取紙 端末機器要員。 スタンプパッド 気圧調整要員。 ペンタグラフ 冷却循環器。 羽ペン 精密機器要員。 ガラスペン 水晶機器要員。 硯の陶泓(すずりのとうおう) 戦闘要員。戦闘が始まるまではコールドスリープ状態。 ペン皿 戦闘要員。戦闘が始まるまではコールドスリープ状態。
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