わくせい‐たんさき【惑星探査機】
宇宙探査機
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/28 04:09 UTC 版)
宇宙探査機(うちゅうたんさき、英語:space probe)は、探査機の一種で、地球以外の天体などを探査する目的で地球軌道外の宇宙に送り出される宇宙機であり、ほとんどが無人機である。宇宙空間そのものの観測(太陽風や磁場など)、あるいは、惑星、衛星、太陽、彗星、小惑星などの探査を目的とする。現在は技術の限界から太陽系内の探査にとどまっているが、遠い将来は太陽系の外へ探査機を飛ばすことを考える科学者もいる。
注釈
- ^ もともとボイジャー計画は、20世紀末の惑星直列を利用して木星から海王星までを一度に探査する「グランドツアー計画」としてスタートしたもので、当初のプランでは冥王星も含まれていた。米国の宇宙開発見直しに伴って計画が縮小され、1号は冥王星、2号は天王星・海王星探査も可能な軌道を取りながらも、打ち上げ段階では土星までの探査しか予算が認められていなかった。その後ボイジャー1号は土星の衛星タイタンを詳しく観測するために冥王星へ向かう軌道から外れたが、ボイジャー2号はミッションの延長にかかる予算が承認されたことで当初計画通りの探査が行われることとなった。
- ^ 最初期は日本と欧州の共同プロジェクトとしての企画であったが、最終的には豊富な外惑星探査の実績を持つNASAとも共同で行うことになった。
出典
- ^ 国際共同木星圏総合探査計画WG設立提案書 (pdf)
- ^ “はやぶさカプセル内の微粒子の起源の判明について”. JAXA宇宙科学研究所 (2010年11月16日). 2020年8月12日閲覧。
- ^ “中国が2022年打ち上げの小惑星探査を計画か”. 月探査情報ステーション (2015年11月10日). 2020年8月12日閲覧。
- 1 宇宙探査機とは
- 2 宇宙探査機の概要
- 3 脚注
惑星探査機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 03:43 UTC 版)
1997年、火星探査機『マーズ・パスファインダー』はエアバッグで火星に着陸した。着陸直前に24個のエアバッグが開き、探査機全体を包み込む構造だった。
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惑星探査機
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「太陽系を離れる人工物の一覧」の記事における「惑星探査機」の解説
パイオニア10号 1972年に打ち上げられ、1973年に木星を通過し、2003年1月に通信が途絶。おうし座のアルデバラン(65光年)の方向に向かっており、120AUの位置を通過したと推定されている。 パイオニア11号 1973年に打ち上げられ、1974年に木星を通過し、1979年に土星を通過した。1995年11月に連絡が途絶え、現在は約100AUの位置と推定されている。わし座の星座の北西、いて座の星座に向かっており、約400万年後にその内の星の近くを通過すると予測される。 ボイジャー2号 1977年8月に打ち上げられ、1979年に木星、1981年に土星、1986年に天王星、1989年に海王星を通過した。2018年11月5日に119AUで星間空間に到達、29万6千年後、4.3光年の距離でシリウスを通過すると予測される。 ボイジャー1号 1977年9月に打ち上げられ、1979年に木星を通過し、1980年に土星を通過し、衛星タイタンに接近観測した。2012年8月25日に121AUで太陽圏を脱し、探査機として初めて星間空間に入った。現在地球から最も遠くに到達している探査機(人工物)であり、約4万年後にグリーゼ445(地球から17.6光年)を通過すると予測されている。 ニュー・ホライズンズ 2006年に打ち上げられ、探査機は2007年に木星を通過し、2015年7月14日に冥王星を通過した。2019年1月1日に、カイパーベルト拡張ミッション (KEM) の一環として、カイパーベルトオブジェクト486958アロコスを通過した。 これらの探査機がこれまでに発射されたが、ボイジャー1号はどんどん加速し、他のすべてを追い越した。ボイジャー1号は、発射から数か月後の1977年12月19日にボイジャー2号を追い抜いた。1983年にパイオニア11号を追い抜き、1998年2月17日にパイオニア10号(当時地球から最も遠かった探査機)を追い越した。
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「惑星探査機」の例文・使い方・用例・文例
- 深宇宙探査センターという,惑星探査機との交信施設
- 惑星探査機が複数の惑星の引力を利用して経路を変更する技術
- 小惑星探査機打ち上げられる
- 5月9日,小惑星探査機「ミューゼスC」を搭載した日本のM5ロケットが鹿児島県の鹿児島宇宙空間観測所から打ち上げられた。
- 小惑星探査機「はやぶさ」が地球に帰還
- 小惑星探査機「はやぶさ」のおもな任務は,天体から試料を持ち帰るために使用される可能性のある新しい技術を検証することだ。
- 小惑星探査機「はやぶさ2」の開発が文部科学省の専門部会で承認された。
- JAXAが小惑星探査機「はやぶさ2」を公開
- 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は8月31日に小惑星探査機「はやぶさ2」を公開した。
- 小惑星探査機「はやぶさ2」が,12月3日に鹿児島県の種(たね)子(が)島(しま)宇宙センターからH2Aロケットで打ち上げられた。
- H2Aロケットはまた,小惑星探査機「はやぶさ2」や金星探査機「あかつき」,月周回衛星「かぐや」を打ち上げるのにも使われてきた。
惑星探査機と同じ種類の言葉
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