やま‐さち【山幸】
山幸【ヤマサチ】(果樹)
登録番号 | 第14419号 | |
登録年月日 | 2006年 8月 22日 | |
農林水産植物の種類 | ぶどう | |
登録品種の名称及びその読み | 山幸 よみ:ヤマサチ | |
品種登録の有効期限 | 30 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 池田町 | |
品種登録者の住所 | 北海道中川郡池田町字西1条7丁目11番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 河口将征、川口政憲、坂本恭祥、東億、千葉典弘、的場弘明、東城紗織、小木曽秀俊、織本匡助、小林政明、内藤彰彦、吉田清貴、井関渉、大堀泰樹、金子幹夫、田村嘉浩、徳永真、西部誠広、中島利洋 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「清見」にヤマブドウ野生種を交配して育成されたもので、果皮の色が青黒又は紫黒、果粒が円で小粒の育成地(北海道中川郡池田町)では10月上旬に成熟する醸造用品種である。樹の広がり及び樹勢は中である。熟梢の太さは中、色は褐、節間横断面の形は楕円、表面の形状は細溝あり、幼梢先端の色は黄緑、巻きひげの着生は2である。花穂の着生数は中、花性は両性、花粉の多少は少である。成葉葉身の形は五角形、裂片数は5片、葉身横断面の形は平、葉縁鋸歯の形は両側直線、葉柄裂刻及び成葉上裂刻の一般的な形は開く、成葉の大きさは大、上面の色は緑、葉柄の色は淡紅、成葉の下面葉脈間、下面主脈上及び葉柄の綿毛の密度は無~極粗、中肋に対する葉柄の長さの比は中、葉柄の太さは細である。穂梗の太さは細、長さは中、色は淡紅である。果房の形は有岐円錐、大きさは小、長さは短、着粒の粗密は中、果梗の太さは細、長さは長、色は紅褐である。果粒の形は円、大きさは小、果皮の色は青黒又は紫黒、果粉の多少は少、果皮の厚さは厚、果皮と果肉の分離性は易、果肉の色は不着色、肉質は中間、甘味は高、酸味は極多、渋味は無~極少、香気は無、果汁の多少は少、種子の数は多、形及び大きさは中である。発芽期及び開花期は早、成熟期は中で育成地においては10月上旬である。果実の着色の難易は中間、花振いの多少は中、無核果粒の混入は少、裂果の多少は無~極少、果梗の強さ及び果梗と果粒の分離は中である。「清舞」と比較して、成葉の裂片数が5片であること、果房の形が有岐円錐であること等で、「ツバイゲルトレーベ」と比較して、成葉が大きいこと、果房の形が有岐円錐であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和53年に出願者のほ場(北海道中川郡池田町)において、「清見」にヤマブドウ野生種を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
ホオリ
「山幸」の例文・使い方・用例・文例
- >> 「山幸」を含む用語の索引
- 山幸のページへのリンク