大船渡線
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大船渡線(おおふなとせん)は、岩手県一関市の一ノ関駅から宮城県気仙沼市の気仙沼駅を結ぶ、東日本旅客鉄道(JR東日本)の鉄道路線(地方交通線)である。廃線となった気仙沼駅 - 盛駅間(大船渡線BRTとして運行)を含む線形を竜に見立てて「ドラゴンレール大船渡線」という愛称が付けられている[2]。
注釈
出典
- ^ 日本国有鉄道電気局『鉄道電報略号』1959年9月17日、23頁。
- ^ a b 宮脇, 俊三、原田, 勝正 編『全線全駅鉄道の旅2 東北JR私鉄3000キロ』小学館、1991年、166-168頁。
- ^ 記念スタンプ「逓信省告示第2461号」『官報』1935年9月25日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 大船渡線が全通、処女列車に沸く『岩手日報』1935年(昭和10年)9月30日
- ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '92年版』ジェー・アール・アール、1992年7月1日、181頁。ISBN 4-88283-113-9。
- ^ a b 『JR気動車客車編成表 '96年版』ジェー・アール・アール、1996年7月1日、191頁。
- ^ 『JR気動車客車編成表 '96年版』ジェー・アール・アール、1996年7月1日、212頁。
- ^ 交友社『鉄道ファン』1996年6月号 通巻422号 p.120
- ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '99年版』ジェー・アール・アール、1999年7月1日、189頁。ISBN 4-88283-120-1。
- ^ 事業計画(鉄道) (PDF) - 復興庁
- ^ 『2022年3月ダイヤ改正』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道株式会社 盛岡支社、2021年12月17日 。2021年12月17日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員”. 東日本旅客鉄道. 2023年10月9日閲覧。
報道発表資料
- ^ a b c 大船渡線におけるBRTの運行開始について (PDF) - 東日本旅客鉄道盛岡支社プレスリリース、2013年1月31日
- ^ a b c 『気仙沼線(柳津~気仙沼間)及び大船渡線(気仙沼~盛間)における鉄道事業廃止の届出について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2019年11月12日。 オリジナルの2019年11月12日時点におけるアーカイブ 。2019年11月12日閲覧。
- ^ a b 『鉄道事業の廃止の届出に係る廃止の日の繰上げについて』(PDF)(プレスリリース)国土交通省東北運輸局、2020年1月29日。 オリジナルの2020年2月1日時点におけるアーカイブ 。2020年1月30日閲覧。
- ^ a b c d 『気仙沼線(柳津〜気仙沼間)及び大船渡線(気仙沼〜盛間)における鉄道事業の廃止の日の繰上げの届出について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2020年1月31日。 オリジナルの2020年2月4日時点におけるアーカイブ 。2020年2月5日閲覧。
- ^ 「POKÉMON with YOU トレイン」にのろう! (PDF) - 東日本旅客鉄道盛岡支社プレスリリース、2012年11月13日
- ^ 東北のこどもたちに笑顔を! 「POKÉMON with YOU トレイン」がデビューします! (PDF) - 東日本旅客鉄道プレスリリース、2012年10月12日
利用状況
- ^ “路線別ご利用状況(1987〜2017年度(5年毎))” (PDF). 東日本旅客鉄道. 2012年4月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月23日閲覧。
- ^ “路線別ご利用状況(2002年度〜2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2012年8月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月23日閲覧。
- ^ “路線別ご利用状況(2007〜2011年度)” (PDF). 東日本旅客鉄道. 2020年1月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月23日閲覧。
- ^ “路線別ご利用状況(2010〜2014年度)” (PDF). 東日本旅客鉄道. 2015年11月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月30日閲覧。
- ^ “路線別ご利用状況(2015〜2019年度)” (PDF). 東日本旅客鉄道. 2020年7月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月23日閲覧。
- ^ “路線別ご利用状況(2017〜2021年度)” (PDF). 東日本旅客鉄道. 2022年8月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月18日閲覧。
新聞記事
- ^ 東日本大震災 JR大船渡線気仙沼 - 盛間 陸前高田など6駅が壊滅 - 『東海新報』、2011年5月12日
- ^ JR大船渡・気仙沼線の鉄路復旧断念を正式表明 - 『読売新聞』、2015年7月24日
- ^ 大船渡線復旧、24日に首長会議 JRは鉄路断念提案へ - 岩手日報WebNews 2015年7月23日
- ^ 大船渡線BRT、3月2日運行 気仙沼 - 盛駅間 Archived 2013年1月28日, at the Wayback Machine. - 岩手日報、2013年1月27日
- ^ 大船渡線:バス高速輸送システムでの復旧決定 - 『毎日新聞』、2015年12月25日
- ^ “BRT区間の鉄道事業廃止 気仙沼、大船渡両線でJR東”. 河北新報 ONLINE NEWS. (2019年11月13日). オリジナルの2019年11月14日時点におけるアーカイブ。 2019年11月14日閲覧。
- ^ “岩手、倒木衝突で列車脱線 運輸安全委が調査官派遣”. 産経新聞 (産経新聞社). (2021年7月6日) 2021年7月8日閲覧。
大船渡線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 20:13 UTC 版)
「東日本大震災による鉄道への影響」の記事における「大船渡線」の解説
大船渡線では、陸前矢作駅 - 盛駅間にわたって駅舎流失、線路流失、橋梁流失などの甚大な被害が発生。盛駅付近および大船渡駅 - 下船渡駅間の列車から避難の連絡があった後、一時連絡が取れなくなった。これらの一時的に連絡が取れなくなったすべての列車で、乗客全員が事前に避難し、乗務員が無事であったことが3月12日までに確認された。 4月1日に一ノ関駅 - 気仙沼駅間が再開。2013年3月2日に気仙沼駅 - 盛駅間がBRTで再開。なお、BRT区間については鉄道としての復旧は断念され、2020年4月1日に鉄道事業を廃止した。
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大船渡線
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「気仙沼線・大船渡線BRT」の記事における「大船渡線」の解説
2011年(平成23年)の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)では沿岸部で津波による大きな被害を受けた。駅舎は竹駒駅 - 細浦駅の各駅と大船渡駅が流失し、橋梁は陸前矢作駅 - 竹駒駅間の気仙川橋梁が橋脚から押し流されるなど3箇所が流失した。 不通区間の気仙沼駅 - 盛駅間では2013年3月よりBRTの運行を開始した。JR東日本は不通区間の鉄路での復旧について、自社で負担する原状復旧費130億円、沿線自治体などの公的支援が必要な安全面やまちづくりにかかる270億円の総額400億円の費用に加えて、利用者数減少の見込みから断念する意向を示している。 2019年(令和元年)11月12日、JR東日本が同日付けで、国土交通大臣宛てに気仙沼駅 - 盛駅間の鉄道事業廃止届を提出したと発表した。その後、2020年(令和2年)1月31日、JR東日本が同日付けで、気仙沼駅 - 盛駅間の鉄道事業の廃止日を繰り上げる旨の届出を提出したと発表した。 2022年(令和4年)3月現在の鉄道跡地の状況は以下の通りである。 鹿折唐桑駅 - 陸前矢作駅間 県境を跨ぐこの区間は震災前の鉄道時代から平均乗車密度が低く、JR東日本は専用道整備に係る費用対効果の面で専用道化については消極的である。陸前高田市は二又地域住民の要望としてこの区間の専用道化を取り上げているが、気仙沼市では現行ルートでの運行を前提に唐桑大沢駅を整備したことやミヤコーバス鹿折金山線のBRT運賃が住民に浸透しつつあることから、市としては取り上げていない。 陸前矢作駅 - 竹駒駅間 東日本大震災に伴う環境の変化で津付ダムが計画中止となったことに関連して、岩手県が実施する気仙川河川改修事業に大きな変更があったこともあり、流出した気仙川橋梁が復旧されておらず、BRTはこの区間で国道343号を経由している。陸前高田市は下矢作・竹駒地区住民の要望としてこの区間の専用道化を取り上げており、岩手県に対して河川の早期整備を要望した。この区間に専用道が完成することで、大船渡線BRTの専用道の整備は完了となる。 竹駒駅 - 浜田川橋梁付近 区画整理事業によりかさ上げ地に換地された陸前高田駅付近を含め、鉄道跡地に相当する空間は確保されたが、この経路から外れた地点に栃ヶ沢公園駅、高田高校前駅、高田病院駅が設置されており、専用道が整備される計画はない。 浜田川橋梁付近 - 小友駅 周辺が移転促進区域に指定されていることから、JR東日本は当初よりこの区間を従前の位置で復旧することに否定的であり、鉄道跡地は活用されていない。陸前高田市は米崎・小友地区住民の要望としてこの区間の遊歩道化を取り上げている。
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