地震学とは? わかりやすく解説

じしん‐がく〔ヂシン‐〕【地震学】

読み方:じしんがく

地震とその原因地震関係する地学的諸現象地震波による地球内部構造研究などを取り扱う、地球物理学一分野。


地震学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/03 03:03 UTC 版)

地震学(じしんがく、英語: seismology)とは、地震の発生機構、及びそれに伴う諸事象を解明する学問である[1]。広義では地震計に記録される波形を扱う様々な研究を含む。


  1. ^ 宇津 2001, p. i.
  2. ^ a b c d 宇佐美龍夫 1981.
  3. ^ a b c d 宇佐美龍夫、浜松音蔵、「第1篇 日本の地震および地震学の歴史」『地震 第2輯』 1968年 20巻 4号 p.1-34, doi:10.4294/zisin1948.20.4_1
  4. ^ 輸入された地震計 東京大学地震研究所
  5. ^ 大迫正弘、ユーイングの円盤記録式地震計について 国立科学博物館
  6. ^ Lord Rayleigh (1885). “On Waves Propagated along the Plane Surface of an Elastic Solid”. Proc. London Math. Soc. s1-17 (1): 4–11. doi:10.1112/plms/s1-17.1.4. http://plms.oxfordjournals.org/cgi/reprint/s1-17/1/4. 
  7. ^ a b c 震災豫防調査會報告 83 第一章〜第七章、佐野利器、「第一章 緒論(家屋耐震構造論 上編)」 震災豫防調査會報告 83(甲), 1-15, 1916-10-01, NAID 110006606040
  8. ^ 4.2.4 地震波の走時曲線 防災科学技術研究所
  9. ^ 和達清夫、「深海地震の特異性及び三種類の地震に就いて」『気象集誌.第2輯』 1928年 6巻 1号 p.1-43, doi:10.2151/jmsj1923.6.1_1


「地震学」の続きの解説一覧

地震学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/09 18:20 UTC 版)

Berkeley Open Infrastructure for Network Computing」の記事における「地震学」の解説

Quake-Catcher Network Seismic Monitoring簡易地震計ネットワーク構築する

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地震学

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プネー」の記事における「地震学」の解説

プネーはKoynaダム英語版)の周り地震活動活発な地帯に非常に近く位置している。プネーは、その歴史の中でいくつかの中程度震度と、多く低強度地震経験したプネー発生した震度3.0上の地震を以下に示す。 発生時期震度震源地17 May 2004 3.2 Katraj Region, Pune, Maharashtra 30 July 2008 4.2 Koyna Dam, Koynanagar, Maharashtra 14 April 2012 4.9 Satara district, Maharashtra

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地震学

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逆畳み込み」の記事における「地震学」の解説

逆畳み込み概念は、反射法地震学(英語版)に早くから応用された。 1950年MIT大学院生だったエンダース・ロビンソンは、ノーバート・ウィーナー、ノーマン・レビンソン(英語版)、経済学者ポール・サミュエルソンなどのMITの他の人たちと協力して反射地震記録の「畳み込みモデル」を開発した。 このモデルは、記録され地震記録 s(t) が、地球反射率関数 e(t)点発信源(英語版)からの地震ウェーブレット w(t)畳み込みであり、t は記録時間表していると仮定している。 したがって畳み込み方程式次のうになる。 s ( t ) = ( e ∗ w ) ( t ) . {\displaystyle s(t)=(e*w)(t).\,} 地震学者は、地球の構造に関する情報を含む e に興味持っている畳み込み定理 (英語版) により、この方程式周波数領域で S ( ω ) = E ( ω ) W ( ω ) {\displaystyle S(\omega )=E(\omega )W(\omega )\,} にフーリエ変換され、 ω {\displaystyle \omega } は周波数変数である。 反射率白色であると仮定することで、反射率パワースペクトル一定であり、地震計パワースペクトルは、その定数乗じたウェーブレットスペクトルであると仮定することができる。 したがって、 | S ( ω ) | ≈ k | W ( ω ) | . {\displaystyle |S(\omega )|\approx k|W(\omega )|.\,} ウェーブレット最小位相英語版)であると仮定すれば、先ほど見つけたパワースペクトル最小位相相当量計算することで、反射率復元することができる。 反射率は、推定されウェーブレットディラックデルタ関数 (すなわち、スパイク) に整形するウィーナーフィルタ(英語版)を設計して適用することで回復することができる。 その結果は、スケーリングされた、シフトされたデルタ関数系列と見ることができる (ただし、これは数学的に厳密ではない)。 e ( t ) = ∑ i = 1 N r i δ ( t − τ i ) {\displaystyle e(t)=\sum _{i=1}^{N}r_{i}\delta (t-\tau _{i})} 、 ここで、 N は反射イベントの数である。 r i {\displaystyle r_{i}} は各事象反射係数英語版)であり、 t − τ i {\displaystyle t-\tau _{i}} は各イベント反射時間であり、 δ {\displaystyle \delta } はディラックのデルタ関数である。 実際には、ノイズの多い、有限帯域幅英語版)、有限長、離散的サンプリングされたデータセット扱っているので、上記の手順では、データ逆畳み込みするのに必要なフィルタ近似値しか得られない。 しかし、問題テプリッツ行列の解として定式化し、レビンソン再帰英語版)を用いることで、可能な限り最小平均二乗誤差英語版)を持つフィルタ比較迅速に推定することができる。 また、周波数領域逆畳み込み直接行うこともでき、同様の結果得られるこの手法は線形予測と密接に関連している。

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地震学

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ラブ波」の記事における「地震学」の解説

地震学においてはラブ波は、地震の際に地球平方向の移動引き起こす表面波地震波)である。SH波と同じく進行方向直交する方向水平面内で振動する1911年に、イギリス数学者物理学者であるオーガストゥス・ラブによって理論的に証明された。 地震波大きく分けて地球内部を伝わる「実体波」、地表面沿ってのみ伝わる「表面波」に分類される表面波は、体積変化を伴うる「レイリー波」と、平方向に振動するラブ波」に分類される水平面内の回転成分ラブ波のみに依存しレイリー波影響受けないオーガストゥス・ラブは、地殻のような表層存在すると、レイリー波とは異な種類表面波伝播することを理論的に示したのであるラブ波は、P波S波よりも遅い速度伝搬するが、レイリー波よりはやや速く伝搬する。そのため、ラブ波S波のあとに観測される地震計水平動成分にのみ現れ、その位相速度は、上の層と下の層におけるS波速度中間となるが、波長によって速度異なる。ラブ波位相速度は、微動アレイ観測から求めた回転成分により推定できる数百秒くらいの周期を持つ表面波場合は、速度マントル構造影響されるため、「マントルラブ波」などと呼ばれたりもする。 地震波実体波P波 S波表面波ラブ波レイリー波

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地震学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/22 02:59 UTC 版)

マグニチュード (曖昧さ回避)」の記事における「地震学」の解説

マグニチュード - 地震の規模を示す尺度ローカル・マグニチュードリヒター・スケール表面波マグニチュード 実体波マグニチュード モーメント・マグニチュード 気象庁マグニチュード

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地震学

出典:『Wiktionary』 (2018/07/05 12:23 UTC 版)

名詞

じしんがく

  1. 地震自体とその原因、それに伴う様々な現象地震波受けて地球内部構造など科学的に研究する学問地球科学一種

翻訳

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