国際特別警察機構日本支部
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「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」の記事における「国際特別警察機構日本支部」の解説
国家の枠を超えて、世界的に超法規的権限を持って犯罪に対処する警察機関。略称はGSPO(Global Special Police Organization)だが、劇中ではほぼ「国際警察」と呼ばれている。戦力部隊は、特に危険度の高いギャングラーに対しては、実力行使することが認められている。つかさ曰く給料や年金などの福利厚生は充実しているらしい。勤務形態には夜勤もある。フランスに本部を持ち、パトレンジャーが所属するのは日本支部の戦力部隊。 ヒルトップ管理官 戦力部隊を指揮する外国人の管理官。フルネームはSamuel Hilltop(サミュエル・ヒルトップ)。普段は片言の日本語で喋る軽い雰囲気のたおやかな物腰の男性だが、部下が落ち込んでいた時は温かい言葉でフォローするダンディーさも併せ持つ。和菓子が好物で、盆栽や「焼肉定食」の掛け軸がオフィスやデスクにあるように親日家と思われる。既婚者だが、妻は未登場。 ギャングラーがVSビークルを狙って現れた際には呆気なく奪われており、腕っぷしはそれほど強くない。名前の由来は昼から。企画当初は「不味いコーヒーを淹れる」という設定で、圭一郎たちがジュレへ通う理由付けとしても想定されていたが、同時期に放送された『仮面ライダービルド』に登場する石動惣一と設定が被るため、「和菓子好き」という設定に改められた。29話で、記憶喪失の圭一郎が『ビバリーヒルズ・コップ』のエディ・マーフィと見間違うシーンは、アイク自身のネタと似たものだが、元々台本にあったものである。 ジム・カーター 戦力部隊の事務ロボット。経理やリアルタイムでのギャングラー犯罪に関わる情報分析など、デスクワーク全般をこなす。普段はマニピュレーター状の両腕を耳の中に格納しているが、必要に応じて出すことが出来る。ギャングラーによる事件が発生した際にはサイレンを鳴らして出動を発令する。両脚は円形状のホイールになっており、ローラースケートのように回転させて高速移動することが可能。 職務に忠実ではあるが、ルパンレンジャーを捕まえられない圭一郎たちに毒舌を吐いたり、自らを「優秀」と称し分からないことがあるとパニックを起こしたり、作業に集中しているときに横槍を入れられるのを嫌がるなど、ロボットにもかかわらずかなり人間臭い性格。 ルパンレンジャーをあぶり出すための囮捜査でギャングラー怪人テキ・カーターに変装した際には、現場作業員に扮した国際警察の職員たちを「いつも俺様をこき使いやがって!」と本気で投げ飛ばしており、それを見ていた圭一郎も芝居かどうか疑問を抱いていた。名前の由来は事務方から。デザインは、スーツアクターの頭部が帽子の中に位置させることで身長を低く見せており、リストバンドやネクタイをデザインに入れることで事務職らしさを出している。 第8話で怪人に扮した際は本来は大暴れをする予定だったが、スーツの構造上、動けるものではなくアクションができなかったため、なぞなぞとなった。 東雲 悟(しののめ さとる) 『もう一人のパトレン2号』、および第43・44話に登場。戦力部隊結成当時に所属していた咲也の前任者にしてパトレン2号になるはずだった人物。圭一郎とつかさの同期で、圭一郎とは国際警察学校のころから性格の違いから対立していた。VSチェンジャーが装備として支給される前に、ゾニックとの戦闘により圭一郎を庇って重傷を負い、一命を取り留め怪我が完治した後にフランス本部に転属することになった。 甘い物が苦手で、よく聞いているポータブル機器の中に『G線上のアリア』のデータが入っており、それがゾニックの音波攻撃対策のきっかけや、圭一郎がナリズマが悟に擬態していることに気付くきっかけになっている。 国際特別警察機構日本支部からギャングラーに情報を漏らしているスパイを突き止める特別任務のため一時帰国。機密情報への不正ログインの形跡が彼にあることから、ノエルに疑惑を抱き、彼を信じようとする圭一郎に代わって彼を追い詰める。 実は本物の悟はザミーゴに殺害されると同時に化けの皮にされたため既に亡くなっており、ナリズマ・シボンズが悟の化けの皮を被ってフランス本部に侵入してザミーゴに秘密裏に機密情報やコレクションの情報を漏洩していた。 ルパンコレクション万人の声で声を変えて圭一郎らに近づき、機密情報を漏洩した痕跡を見つけたノエルを、トカゲイルから強奪した人形遣いで情報漏洩の犯人に仕立て上げていた。 その後、ノエルをコレクションの力を駆使して追い詰めるが、情報漏洩源がフランス本部だったことと圭一郎に微かな違和感を感じ取られたことで正体が露見してしまい、パトレンジャーを同士討ちにしようとしたが、ノエルやルパンレンジャーの協力を得た圭一郎たちに倒された。この煽りを受け、1年前に起きた大量失踪事件の洗い直しが行われることになり、その最中に魁利たち3人の関係者も被害者リストに含まれているのを知ると同時にルパンレンジャーの正体が魁利たち3人である事実に突き止めるまでに至った。「既に亡くなっていた」という顛末は、時系列的にそういうふうに書かざるを得なかったが、結果的に警察側のキャラを深める形で上手く機能したものとなった。
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