北朝鮮による日本人拉致事件への姿勢とは? わかりやすく解説

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北朝鮮による日本人拉致事件への姿勢

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 08:55 UTC 版)

社会民主党 (日本 1996-)」の記事における「北朝鮮による日本人拉致事件への姿勢」の解説

社民党は、社会党時代1963年第一次訪朝団を派遣して以来朝鮮労働党との交流積み上げ、「朝鮮労働党唯一の友党」を標榜してきた。 一方で、党の拉致事件への対応について日本社会党時代から朝鮮統一問題取り組んできた田英夫は「『ご説ごもっとも友好第一』で、本当友人として批判する態度ではなかった」、「拉致信じていなかった。だまされた」と述べている。 1990年に、自民党金丸信訪朝した田邊誠社会党委員長は、当時拉致問題に関しては全く知らなかった釈明し、「家族からの陳情も私には届いていなかった。行方不明者がいるという話を小耳にはさみ、訪朝前に外務省警察庁聞いた確認できなかった」と主張した社民党機関誌月刊社会民主1997年7月号では、社会科学研究所月刊日韓分析編集員の北川広和論文食糧支援拒否する日本政府」が掲載され次のような記載なされた。「拉致疑惑根拠とされているのは、つい最近韓国国家安全企画部(安企部)によってもたらされ情報だけである」「産経新聞掲載された元工作員証言内容不自然な点がある」。従って「拉致疑惑事件が安企部の脚本産経脚色によるデッチあげ事件との疑惑浮かび上がる」。「20年前に少女が行不明になったのは、紛れもない事実である。しかし、それが北朝鮮犯行とする少女拉致疑惑事件新しく創作され事件というほかない。……拉致疑惑事件は、日本政府北朝鮮へ食糧支援させないことを狙いとして、最近になって考え出され事件のである」。2001年日本人拉致事件明るみ出て以降も、同論文は同党の公式ウェブサイト掲載され続けた2002年9月17日小泉純一郎と金正日との日朝首脳会談以降、「これまで朝鮮労働党は、社民党参加してきた団長村山団長2度にわたる訪朝団との会談で『拉致存在しない』『行方不明者として調査する』と対応してきた。社民党も同会議席上拉致行方不明者生存確認追及厳しく求めてきた。」との立場取りつつも、上記論文について、2002年10月3日常任幹事会後の記者会見で、保坂展人総合企画室長当時)は、「党の見解同一かを確認したことはないが、なるべく早い時期見解出したい」と述べ当面掲載続け考え示した。 しかし、既に当該論文の内容社民党における取り扱いなどが、マスメディアによって周知されており、この党の対応に対しては、党員からも抗議殺到保坂展人総合企画室長当時)は「論文拉致がなかったという内容で、家族気持ちを思うと不適当だ判断した今日執筆者連絡取れ削ってもいいという了解もらった」 として、論文削除行った2002年10月7日所属する田嶋陽子が、一連の対応を「(拉致事件という)現実対する対応にスピード感も柔軟性もない」と批判のうえ、離党表明する事態陥ると、福島瑞穂幹事長当時)は、本来、党の政治的見解等の広報を担う機関誌掲載した論文であるにもかかわらず当時の状況下における個人論文で党の見解ではない」と釈明し土井たか子党首当時)は田嶋陽子離党に関する記者会見において、「(朝鮮労働党との間で)拉致問題取り上げなかったわけではないが、追及が十分とは言えなかった。被害者家族には申し訳ありませんと、お詫びしたい」と発言している。 安倍晋三内閣官房副長官当時)は、そのような党の姿勢について、「いかにも自分が)昔から取り組んでいたかのように小泉純一郎首相決断批判するのは、ちゃんちゃらおかしい。まずは反省するべきだ」「警察外務省も対応が冷たく新聞もどこも報道しなかった。それどころ社民民主議員は『いいかげんなことを言うな』とわめいていた」等と批判した拉致被害者有本恵子は、土井たか子選挙地盤であった西宮市出身であり、有本夫妻当初北朝鮮パイプを持つ土井拉致問題調査依頼したものの、拉致存在信じていなかった土井は、積極的に取り組まず、土井社民党失望した有本夫妻は、土井対抗馬であり、民社党兵庫県議会議員時代から、日本人拉致事件取り組んできた自由民主党大前繁雄2003年総選挙において応援その結果土井たか子党首であるにも関わらず兵庫県第7区落選喫し近畿ブロック比例区復活当選した。 2003年11月2日放送の『報道2001』では、司会の「かつて社民党拉致は『でっち上げということおっしゃっていましたよね」との質問対し土井たか子は「そんなことを党として言った事はないですよ、それはおかしい報道ですね。それは事実違います」と発言した[出典無効]。

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