北朝鮮による購入
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 03:51 UTC 版)
ホーチミンでの営業を終了したのちホテルは北朝鮮によって購入され、1998年に韓国と北朝鮮の国境近くに開設された金剛山観光地区に運ばれた。しかし、この地域への観光客受け入れは、2008年の北朝鮮兵士による韓国人女性の射殺事件により中断された。その後の運営状況は不明であるが、党幹部向けに営業されていたと見られる。2018年に入って、北朝鮮の金正恩最高指導者と韓国の文在寅大統領はこの地域への観光客受け入れを再開することで合意した 。 2019年10月に金正恩がこの地域を視察し、現地の施設について「これらは建築としてはそれほど堕落したものではないが、適切に管理されていないためあまりにもみすぼらしい。ここにある建造物はなんの民族性も帯びない、ただの寄せ合わせだ。」と批判したと伝えられる。彼はさらに、「不快な外観の建造物は除去され、北朝鮮の感性と美的嗜好に合致するように立て直されなければならない。」と述べた。 2020年1月、北朝鮮政府はこの地域の再開発は新型コロナウイルスのパンデミックのため延期されたと発表した。しかし北朝鮮は2022年春完全に解体を強行
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