他の競技者
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綿谷 始(わたや はじめ) 声 - 有本欽隆 / 演 - 津嘉山正種 新の祖父。1980年代に7連覇を成し遂げた永世名人。 新にとっての「かるたの神様」。脳梗塞で右半身が不自由になり要介護のため、新たちは一家で福井に帰る。新たちの介護を受け、大会へ出られないながらも新の師匠として指導していたが、認知症となりかるた自体も分からなくなる。その後、一時的な記憶と意識を回復した際に新をかるた大会へ出るように促したが、新がその大会に参加中に逝去する。 対戦相手を会場もろとも呑み込むような独特のスタイルは孫である新に継承された。競技かるた界に本格復帰した新は始を彷彿とさせ、始の活躍を知る世代に衝撃を与えた。 武村 敬一(たけむら けいいち) 声 - 佐藤健輔 高徳院大学かるた会所属のA級選手。六段。重戦車と称されるほどの力強い取りとそれを6戦続けられる高い持久力が持ち味。 挑戦者決定戦で坪口に勝利し名人戦で周防に挑戦したが敗れた。職業は整体師。 安田(やすだ) 声 - 川島得愛 21歳のB級選手。A級進級への千早との対戦相手。原田から強敵と言われる実力者だが、勝ちきれず3年間もB級を続けてる。可愛い女の子の目には弱く対戦中は目を合わせないようにしている。千早と互角に渡り合った相手で、千早はこの対戦後にA級へ進級する。 かるたのスタイルは、攻めと引きを使い分ける攻めがるたで、原田から綺麗と言われる。 金井 桜(かない さくら) 声 - かないみか 競技歴35年のA級選手。埼玉大会で千早と対戦し、試合を通じて千早に「札ごとの呼吸」の存在に気づかせる。そして千早に勝利する。 口癖は「ラッキ☆」。椿(声 - 西野陽子)と楓という娘を持つ。 立川 梨理華(たちかわ りりか) 声 - 大谷育江 仙台冬雪会所属。初登場時は小学6年生。「感じの良さ」を武器に、詩暢と同じく小学4年生でA級に昇級した。詩暢に続く才能の持ち主で、周りから「天才梨理華」と呼ばれる。 千早と同じく耳が大きい。落ち込むと泣き虫な一面がある。 猪熊 遥(いのくま はるか) 声 - 坂本真綾 旧姓、千原。 高砂会所属のA級選手で、かつてクイーン位を4連覇している。その時の挑戦者が桜沢翠であり、彼女を「最強の挑戦者」に留めて一度もクイーンにしなかった実力者。桜沢の5つ年下である。 作中2年目の吉野会大会で産休から復帰。暉(あき)と迅(じん)という息子を持つ。夫はTV局プロデューサー。くりくりとした非常に大きい目が特徴で、かるた大会の会場で人前で授乳するようなあっけらかんとした性格。コンタクトレンズの扱いが雑なためドクターストップをかけられて復帰初年度のクイーン戦予選は眼鏡をかけて試合に臨んだが、その際にかけていた眼鏡の縁からはみ出るぐらい目が大きかった。 詩暢よりもいいといわれるほどの「感じの良さ」を持ち、旧姓の関係から千早と同じく「ちは」が得意札で、桜沢はクイーン戦で一度も取ることが出来なかった。 母親になってもまだまだ現役でやれることを証明すべくクイーン位への復帰を目指して邁進し、かつてのライバルで現在の親友桜沢翠の協力で富士崎高校を練習場所として提供される。吉野会大会で千早と対戦し、熱戦の末に敗れるも、千早が欠場したクイーン戦東日本予選で優勝し、挑戦者決定戦でも勝利。「最強の挑戦者」としてクイーン戦に臨み、クイーン若宮詩暢を追い込むが、熱戦の末に敗れる。 彼女の活躍は桜沢翠を刺激し、彼女を競技者に復帰させた。劇中現在行われているクイーン戦東日本予選は産後三ヶ月という体のため欠場。翠の応援に回る。実力の120%を発揮した翠を相手に100%の力で倒した千早を警戒し、さらなる精進を誓う。なお、3人目の子供の名前は桜沢から名前をもらい翠と名付けた。 東日本予選終了後は、クイーン戦出場を目指す東日本代表の千早の練習相手となる。TV局のプロデューサーの夫から頼まれ、千早がテレビ局から密着取材を受けた。 渡会 智恵(わたらい ちえ) 永世クイーン。間を挟んで13回のクイーン位を保持し、クイーン戦の連勝記録20回など数々の記録を持つ。天然で有名。東京・新宿の京光百貨店勤務。 初登場時は名人・クイーン戦の中継の解説をしていた。その1年後にクイーン位挑戦者となった千早を練習に誘い、猪熊の家で千早と練習する。猪熊は尊敬する大先輩である渡会に頭が上がらない。現クイーンである詩暢の配列等をよく研究している。 花本 瑠璃(はなもと るり) 声 - 小幡記子 鹿児島県出身のA級選手。全国大会A級個人戦で、千早の最初の対戦相手。ポッチャリ体型の少女。 金子 夏美(かねこ なつみ) 秋田高校の生徒で、A級選手。1年後の全国大会A級個人戦で、千早の二回戦の対戦相手。 豪徳寺 実篤(ごうとくじ さねあつ) 声 - 辻井健吾 横浜嵐会所属のB級→A級選手。38歳新婚。かるたやってきた新妻(C級)に引き込まれええカッコしたさに努力して、あっという間に実力を付けた自称愛妻家の星。吉野会大会B級決勝で木梨浩(ヒョロ)を破って優勝し、A級に昇格。直後の名人戦予選では1回戦で太一にあっさりと敗れた。 田丸 剛(たまる たけし) 埼玉咲良会所属のA級選手。田丸翠の兄。翠が高校1年の時点で明地大学4年。妹の翠と似たような性格。本人によると大きなタイトルは取っていないが中くらいのタイトルは山ほど取ってきた。
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