プラズマファミリー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 13:44 UTC 版)
「パタリロ!の登場人物一覧」の記事における「プラズマファミリー」の解説
プラズマX 声 - 堀秀行(放映初期に出たサントラLPのドラマパートでは電子音風に加工された音声が使われていた。) パタリロが製作した鉱山採掘用ロボット。『スターダスト』で初登場。月面のダイヤモンドを採掘するために造られた。 大気圏内を極超音速で飛行、宇宙・海底を問わず活動可能。30万馬力のパワーを誇り、目からレーザーを出し、腕からプラズマビームも発射可能。また、搭載された光線兵器は霊体などの精神エネルギーにも有効である。さらに工作用ロボットのレーザーや宇宙戦艦のビーム攻撃も電磁バリヤーで防御可能。等身大だが十数メートル級のスーパーロボット並みの性能を秘めているらしい。エネルギー源はウラン(もしくはプルトニウム)の核分裂による原子力だが、家族共々食事と称して外部からエネルギーを摂取している描写も見られる。喋れないが周りの人間との意思疎通はスムーズ(アニメ版では普通に話せる)。ランダムの加速装置より複雑な加速装置も持っており、その加速能力はランダム以上であり、全体的な性能は素晴らしい。反面、最初期の頃には国語能力に問題があったり、パタリロに殴られただけでおかしくなったりと問題も多かった。 性格は至って温厚というより乙女的でお菓子作りや刺繍が得意、いつか来る恋人を待ちわびていた。一悶着の末、パタリロが女性ロボット、アフロ18を製作し夫婦となる。アフロの死後の明確な描写はないが、鉱山技師のゴリオン爺さんに気に入られダイヤモンドの鉱脈を掘り当てるアシスタントを務めていたらしく、しばらくパタリロたちの前に姿を現わさなかった。 数万年後の未来のマリネラでパタリロの子孫により覚醒、復活。地球の危機を救った。 アフロ18 声 - 増山江威子 パタリロが製作した女性ロボット。プラズマと同じくエネルギー源はプルトニウムの核分裂による原子力。気位が高く嫉妬深く怒りっぽいが、実際は優しい。最初はプラズマXを袖にしていたが後に夫婦となる。 ピョートル大帝がパタリロにダイヤモンド販売網を潰された報復として、金属黴「マルスX」の付着により全身を侵され、修復不能になりデータの移植をする間もなく死亡した(基本的にレギュラーキャラは死亡しない本作において唯一死亡したキャラ)。ただその一部(アフロの優しさ)だけは後妻ロボットであるマンドラに移植された。 プララ 声 - 野村道子 プラズマXとアフロ18の娘として造られた少女ロボット。子供ながら2000馬力のパワーを持つ。プラズマXの技術を狙う科学者スカンキーが製作した少女ロボット、スクン1の残骸から残存していたパーツ(知能回路の一部)から保存したデータを流用した知能回路をもつ。当初はプラズマ、アフロに贈ろうと準備していた赤ん坊型のボディで産まれたが、知能回路の成長が認められて少女型のボディに移行した。 少々わがままで扱いにくい点もあり、パタリロも手を焼くが心根は優しく、パタリロも含めて家族を愛している。パタリロ自身も彼女には甘く、密かにダイヤをあしらった装飾品などを与えており、高級品に関しては認識がゆるい。 額にPの文字があり、そこからビームを発射する(母アフロも腕からビームを発射でき、「対ファントム戦」でプラズマファミリー全員でビーム攻撃を行った)。 アフロの死以降、不幸に見舞われストーリーの核のキャラクターとなっていた。記憶を失いαランダムに恋をしたこともある。 アニメでは、ルル=ベル登場のエピソードで彼女の代わりに登場したことがあり、そのためプララの性格がその話のみ別人のようにおませでおてんばになっている。 αランダム 声 - 堀絢子 友達が居ないことに悩むプララのために、パタリロがプララの兄として開発したロボット。プラズマの加速装置をより単純化した簡易加速装置を持ち、力は5000馬力。 しかし、策略により知能回路はスカンキーが作成されたものにすり替えられた。その結果プララとは実の兄妹ロボットとなっている。 記憶喪失のプララのランダムへの想いを逸らすためにバンコランの眼力の虜にされ、その際のトラブルで体内の加速装置をソ連国家保安委員会(KGB)に狙われた。 エレクトロ=マンドラ プラズマ・ファミリーの新しい母親役。ロボット工学の権威にしてパタリロの師であるブラント博士の作品だが、ピョートル大帝の陰湿な謀略により猜疑心が強く、嫉妬深い性格に最初から知能回路を設定されている。 彼女の冷酷さに耐えかねてプララはマリネラを飛び出し、博士からマンドラの秘密を聞くも、事件に巻き込まれて博士は消息不明となり、記憶を失ったプララを彼女は博士の仇と誤解して苛め抜くが、博士が大帝の手を逃れ、持ってきた「アフロのやさしさ」を知能回路に組み込むことによってマンドラはやさしい母親となった。アニメには一度も登場していない。
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